スタッフブログ
ラーナロットでは、会員様に毎月「ニュースレター」を発行しています。
アメリカの幼児教育やスクールの最新情報のほか、代表・的場やスクールスタッフからのメッセージを配信しています。
「スタッフブログ」最新号
- 2023年9月
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こんにちは。バイリンガルティーチャーのMomokoです。
7月〜8月にかけて数週間、コロナ明け約5年ぶりに以前住んでいたオーストラリアのメルボルンに小学生の娘と一緒に親子留学に行って参りました。今回の滞在の中で、私自身改めて実感した事がありました。
それは、子供の語学力を伸ばすには、自分にとってその言語がどれだけ必要なものなのかを実感させる。また、自分は英語が出来ている!と本人に実感させてあげる、ということの重要性です。滞在期間中、現地の方のお家にホームステイしたのですが、私は極力娘のできる事は全て自分でやる様にと言い聞かせました。自分の欲しいものは自分でレジで会計する、虫が出た時は自分で助けを呼びに行くなど。(虫はお母さん取れるでしょ!と言われましたが、手が離せないから!とイングリッシュスピーカーの家主に頼むよう誘導しました!笑)
すると、自然とスーパーに行っても駅に行っても自分でアナウンスを聞いたり、案内を読んだり、自ら進んで行動する様になりました。
これは恐らく、「ここでは英語を使わないと生活出来ない」と実感したからではないかと思います。そして毎度、褒める事を忘れずにしました。褒められる事で「自分は凄いんだ!実力がついているんだ!」という自信に繋がっていったようです。ラーナロットに通ってくれている皆は、少なくともこのスクールに登校した時点で色んな国の先生、日本人だけれど英語で会話している先生を目の前で見る事になります。ここで大好きなアートをするには英語が必要なんだ、好きなゲームをするには英語が必要なんだ、先生と遊ぶには英語が必要なんだと実感するチャンスが沢山あります。ラーナロットは日本ではく別の国!ここで小さい頃から英語の必要性を感じて育つ事で、日本にいても十分将来に向けて準備が出来るのでは無いかと思います。そしてなにより褒めてくれる先生が沢山います!!お家でもお子さんがラーナロットで学んできた事を披露した際には、オーバーなくらいで褒めてあげてください。これからも子供達のモチベーションを一緒に上げていきましょう!
- 2023年8月
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こんにちは。バイリンガルティーチャーのHazukiです。
私自身、元々は親子クラスに通っていた2児の母親です。今は高校生と大学生の我が子の成長の日々を思い出しながら、日々プリスクールとキンダースクールの指導にあたっています。平日の4時間プリスクールにはランチの時間があります。みんな で輪になって、おうちから持ってきたお弁当を広げて一緒に食べるのですが、モリモリ食べる子・食の細い子、自分で上手に食べ られる子・まだな子、と様々なお子様がいます。人生初のお弁当 を体験する子の中には、食べること自体に疲れて動きが止まって しまうこともままあります。そんなときはもちろん私たちスタッ フがお手伝いするのですが、私たちが一番大切にしていることは 「食事の時間が楽しくなること」です。今日は毎日のお弁当作り を頑張ってくださっている保護者の方にお子様の自立と自己肯定 感を育むお弁当作りのヒントをお伝えできれば、と思います。
1. ご飯を含め全てのおかずを子どもの指でつまめる大きさに。
まだスプーンやフォークを上手に使えない場合は、大きな負担軽減となります。2. 思い切ってお弁当箱を小さくする。
2時間もすればお迎えの時間になるので、それまで空腹が満たさ れればとりあえずOKと割り切って、極端に量を減らすのもアリで す。「全部食べた!」という達成感が自己肯定感に繋がります。3. 大好きなものばかり入れる。
栄養や色合いのことは一旦忘れるのもひとつの方法です。完食で きればこちらも達成感が得られます。4. ギュウギュウに詰めすぎない。
指先の細かな動きがまだ十分に発達していないので、つまみ取る のに苦労します。スプーンやフォークだと更に大変です。食後のお片付けもできる限り自分でできるようサポートしています。お弁当箱やカトラリーを大きめのバッグにポンポン入れるだけだと楽チンですね。上手にできたらハイタッチ!午後のワーク タイムへスムーズに移行できます。 「みんなで食べるとおいしいね!」「全部ピッカピカに食べた ね!」「作ってくれてありがとう!」お子様の自己肯定感を育む ポジティブな声かけを大事にしながら、これからも楽しいランチ タイムを送りたいと思っています。
- 2023年7月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
新型コロナウイルス感染症も3年以上が経過、規制や自粛がなくなり世界が少しずつ動き出してきました。昨年夏、オンラインスクールの受講生数名がサマースクールに参加するために十勝に足を運んでくださったのですが、北海道外から来た方が「ここはヨーロッパみたい!まさに国内親子留学ですね!!」とおっしゃってくれました。私たちは、そんなに素敵な場所に住んでいるんだ!と、この土地の価値を改めて認識しました。今後も、道外の方にも沢山来ていただけるサマースクールに成長できると嬉しいな、と思います。サマースクールは、夏休み中にたくさん英語に触れてもらい有意義な時間を過ごしてもらおう、という目的ももちろんあるのですが、大きな理由として、子どもたちに、いつもと違うメンバーと英語を使う機会を持ってもらいたいという思いがあります。
ほとんどの子にとって、英語を話す機会は、週1回、英語教室の中だけではないでしょうか。英語の先生や気がしれているいつものメンバーの前では英語を話せるけど、他の人の前だとどうだろう・・・。毎週、習っている英語が、レッスン以外の場面でどう使えるんだろう。自分の習っている英語が共通語として、いつものメンバー以外と通じあうことが出来るのだろうか。そんな事を子どもたちは普段考えてはいないでしょう。でも、実際に、その場面になった時、「あ!こんな時、こう言えばいいのか」とか、「他の人も、あの習った英語を使っているぞ」とか、「この先生の英語はいつもの先生と違うぞ。どこの国の人なんだろう?」とか、いろんな発見があると思うのです。その発見が、「英語=コミュニケーションの手段」として勉強している意味のあるものになってくれるといいな、と思っています。
- 2023年6月
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皆さん、こんにちは。ケアギバーのNorikoです。
ラーナロットではケアギバーと呼ばれるスタッフが在籍しています。主に2〜3歳児をお預かりするプリスクールを担当していますが、プリスクールのお子様にとって、親御さんと離れて過ごす時間は不安でいっぱいです。そんな中、私たちケアギバーの大きな役割は「ここはパパやママがいなくても楽しい場所だ」と感じられる環境作りです。その最大の難関さえ乗り越えられたら、あとは外国人ティーチャー、バイリンガルティーチャー、そしてお友達と過ごす中で一人一人の個性を受け止め、その個性が遊びやカリキュラムを通じ十分発揮、輝く姿を見守るだけです。ラーナロットでは、全てのクラスで個の特性を大切にし受け止めています。ありのままの自分を出すことが出来、皆に認められた経験は自信に繋がります。その一つ一つの大小さまざまな自信が、やがてゆるぎない大きな土台となり、いろいろな力として発揮できるのです。挑戦する力、積極的に行動する力はもちろんですが、他人を認める力や失敗した時に自分を受け入れる力ともなるのです。
どのクラスでもレッスン終了後、子どもたちの様子や特に素敵だった事などお伝えするように努めています。その際は、ぜひぜひ、ありのまま受け止めてほしいのです。
●お友達とおもちゃの貸し借り上手でした。
→ 家では兄弟けんかばかりです。●アート、色使い素敵です。
→ 絵ばかりで勉強できないのです。●楽しく過ごせました。
→ 私(ママ)と一緒にいると全然私から離れないんです。この【ご謙遜センテンス】、出てきそうになったら、ふっとどこか飛ばしてしまいましょう。ラーナロットでの素敵な出来事をそのまま大好きな親御さんに受け止めてもらう事は、他の誰よりも嬉しいはずです!!
- 2023年5月
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皆さん、こんにちは。スクールマネージャーのMiyakoです。
先日、ラーナロット代表の1人として【夢みる小学校】という映画を観る機会がありました。日本国内で、アクティブ・ラーニングといわれる主体的・対話的で深い学びをベースにした体験型学習の授業をしている学校が紹介されているドキュメンタリー映画です。子どもたち自身が前のめりになって様々なことにチャレンジし、学校生活そのものを楽しんでいる姿からは「今が好き」「自分が好き」という思いが身体全体から見て取れて、この先も1人ひとりの個性を軸に生き抜いていくんだろうな、とたくましさを感じました。従来の学校教育との違いについて論じられることの多いこの学習スタイルですが、教育を行う上で背景にある思想や考え方が異なるので、いわゆる教科書の知識を問うテストに基づく成績表のような評価ではなく、思考力・判断力・表現力などの育成が達成されているかを見極めるための新たな視点が必要になってきます。私が参加した別の研究会では、その根本にあるのは「子どもたちが周囲から受け入れられるなどの経験が必要であること。なぜならすべて他者との関わりから始まるから」という話がありました。子どもたち自身が学びを作っていく。ラーナロットの理念でもある“熱意あふれる自立した学習者になる”ためには、学んでいる時の自分を見つけるための周囲からのサポートが重要なのだと改めて気が付きました。いつもの生活の中でも教材はたくさんあります。学びに終わりはないからこそ、教育には選択肢があっていいという考え方が社会全体に広がるといいなと思いました。
私の出身地である栃木県ゆかりの著名人の中に、相田みつをさんという詩人がいます。中学生の時から彼の詩に触れてきた中、折々で心に一番響く作品は異なりますが、【夢みる小学校】鑑賞後に真っ先に浮かんだものはこちらでした。
〈点数〉
にんげんはねぇ 人から点数をつけられるために
この世に生まれてきたのではないんだよ
にんげんがさき 点数は後これからしばらくの間は、この詩がぐるぐると頭の中を駆け巡りそうな気がしています。
- 2023年3月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
ラーナロット開校から13年経ち、当時幼児だった生徒たちが中高校生になり、英検指導を頼まれる事が多くなってきました。私は中学生で英検3級をとり、高校1年生で2級に不合格になった以降は、留学するためにTOEFL、社会人でTOEICを取得し、その後、特に英検を受ける必要もモチベーションもなく今まできました。子ども達が準2級、2級、準1級、、とレベルアップしていくにつれ、私は3級しか持っていないのに指導することにモヤモヤした気持ちがうまれ、実際に自分が受験してみたら、もっと良いアドバイスが出来るんじゃないか?と感じ、1級に挑戦してみることにしました。まず試しに過去問をやってみました。最初の語彙の穴埋めはなんと25問中2問しか分かる単語がありませんでした。「なんじゃコレ!?」と思い、すぐに単語帳を買いに行きました。試験まで2ヶ月。2500語=1日約50単語。ただ暗記というのは年齢的にもとても難しいので、一つ一つ語源を調べて使い方を調べて、、とやっていたら、あっという間に2-3時間経っていました。ちょっとした隙間時間も寝る前もアプリを使って単語テストをしました。
そしてライティング(英作文)。国際政治、経済、環境、教育などの時事問題に対して自分の意見を200-240字で書きます。賛成・反対は思い浮かんでも、難しいのは理由を3つ述べなければならないところです。教養がなさすぎて深掘りして話せないので、まずはGoogleやYouTubeの時事ネタ解説で社会科の勉強から始めました。これも、あっという間に2時間くらい経ってしまいます。そして、作った英作文を毎日外国人スタッフに添削してもらいました。リスニングは得意だからと何も対策しませんでした。
そんな受験生のような2か月間を過ごし、いざ本場。帯広で1級なんて受ける人いるのかなぁ、と思ったら会場には10人以上いて驚きました。結果は無事一次合格。なんと、得意なリスニングの成績が一番悪く、努力する、しないは結果に現れるのだな、と実感しました。これは、子どもたちにも伝えていきます。
二次試験は娘の卒業式とかぶってしまったので今回は受験をあきらめますが、この2ヶ月間で英語力がかなり上がり、一段上の景色が見えるようになったこと。英語力だけでなく社会問題にも興味が持て、教養がついたこと。そして、子どもたちとスタッフに挑戦する後ろ姿を見せることが出来たこと。それだけで満足しています。この挑戦をするきっかけをくれた生徒たちに感謝です。
- 2023年2月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月は、藤丸閉店前の恩返しという事で英語イベントをやらせていただきました。参加して盛り上げてくださった皆さま、本当にありがとうございました。さて、受験シーズンですね。我が家の一人娘も大学受験を経験しました。私たち昭和時代の大学入試といえば、学力一発勝負の一般入試が主流でしたが、令和の大学入試は半分以上が推薦入試で年内に決まるそうです。
推薦入試には、学校推薦型選抜と、総合型選抜の二種類があります。娘が利用した総合型選抜はアメリカの大学では一般的な入試方法で、高校の成績や英検などの資格のほか、高校までの活動実績、各大学で提示している「アドミッションポリシー」と学生の学びたいことが一致しているかが見極められ、「この大学でこれについて学びたい」という明確な意思と意欲が不可欠になります。受験の準備としてまず初めに自己分析をしました。自分の年表を作り、何歳の時にどんな出来事があり、そこで自分は何を感じ、学んだか。その中で最も影響を受けた出来事や、力を入れて取り組んだ活動、失敗を乗り越えた経験などを洗い出していきます。そうやって、誰とも違う自分だけのストーリーを作っていくのです。「自分は何が好きで、何が得意で、何ができるか」を言葉で表現できる語彙力と表現力は大変重要です。その後、興味がある大学の「アドミッションポリシー」や教授、講義についてくまなく調べ、自分がその学校で誰からどの授業をとって何を学び、卒業後、どのように社会に貢献していくのか、という計画のようなものを1000〜4000字の発表資料にまとめていくのです。(大学によって文字数が指定されています)
この作業を横で見ていて、ラーナロットのアフタスクールのプログラムが大学入試につながっている!と気づき驚きました。自分の思考をめぐらすマインドマップなどの考え方のツール、さまざまなアウトプット方法で結論から論理的に発表する力を鍛えるプレゼンテーション、正解のない課題に対し、これで行く!と自分の考えを決める判断力。これらは、1年目からの積み上げで、4年目から開始するプロジェクトワークで毎月やってきたことです。今、お子さんがここでやっていること。それは、入試はもちろん、人生100年時代の「好きなことで社会に役立つ」を実現する将来につながっています。ぜひ応援してあげてくださいね。
- 2023年1月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
帯広の老舗百貨店「藤丸」が今月末で閉店するニュースが話題になっています。創業122年、十勝に生まれ育った人なら誰もが思い出あるお店ではないでしょうか。実は、私は20代の時に藤丸の社員でした。私はアメリカの大学でファッションビジネスを学び、アメリカの百貨店で4年働いたのち帰国。アメリカでのキャリアを生かし、地元十勝で唯一の百貨店「藤丸」に就職しました。営業企画課という部署で、ストア全体のディレクションやイベント企画、広告宣伝、売り場作りなどを担当していました。企画という仕事柄、本当にクリエイティブで多岐にわたる仕事をさせていただきました。2000年へのミレニアムカウントダウンのイベント、創業100周年の記念イベント、新制服、20代の女性社員による自主運営売り場のオープン、女性社員が選んだスグレもの展などなど・・。東京や全国の最新施設の視察やニューヨークにあるファッション工科大学への研修旅行もさせてもらい、結婚するまでの数年間でしたが、社会人として本当に成長させて頂きました。当時、若干20代半ばの私を信じ、色々な事に挑戦させてくれた上司と会社に今でも本当に感謝しています。
社員を信じて、任せる事。ただ何かを売るのではなくお客様へライフスタイルとして提案すること。これら私の仕事における価値観は藤丸で教えていただいたものです。
閉店前の1月21日(土)、藤丸で英語イベントをやらせていただく事になりました!ぜひぜひご参加ください!!皆で藤丸の最後を盛り上げましょう♪
- 2022年12月
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皆さん、こんにちは!
バイリンガルティーチャーのHIDEMIです。普段レッスンをしていて、“やはり継続は大切だな”と感じることが多々あります。ラーナロットでは、レッスンの始めにその日のスケジュールをみんなで確認しています。毎回先生と一緒に『Red, red, Music time!』と色と科目を一緒に言うのですが、最初はなかなか言えなかった子も毎回歌ううちに自然と覚えて自信を持って言えるようになっていきます。
キンダークラスでは、毎回レッスンの始めにキンダースクールのルールを確認します。トイレに行きたい時は『Can I go to the toilet?』と聞く。喉が渇いた時には『Can I have a drink?』と聞く等です。みんなで一緒にジェスチャーをつけながら言う練習をしています。1年目はなかなか自分から英語で言えなかった子たちが、2年目になると言える子が増えて、外国人ティーチャーや私が言わなくてもトイレに行きたい時に『Can I go to the toilet?』、喉が渇いた時に『Can I have a drink?』と自分から聞いてきてくれるようになります。“毎回のレッスンでルーティンのように続けて良かった!”と実感する瞬間です。もちろん子どもたちによって言えるようになるまでは個人差がありますが、子どもたちの耳の良さや吸収する速さは素晴らしいなと思います。
“継続する”と口では簡単には言えてもやはり実行し続けるのは難しいですよね。さらに嫌悪感なく好きなまま継続することは特に難しいと思います。手間がかかったり、難しいことはなかなか続けるのが大変ですが、楽しいことは継続できます。私たち講師は、いかに楽しく英語学習を継続できるかを日々研究しています。ご家庭でも、車の中の音楽を英語で聞いてみる、好きなアニメを英語で見てみる、お風呂時間にABCソングを歌ってみるなどなど…。お母さん、お父さんがストレスなく、簡単にできることからトライしていただきたいなと思います。
- 2022年11月
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皆さん、こんにちは。バイリンガル講師のRUMIKOです。
ラーナロットに入社して早いもので10年が経ちましたが、一度だけ的場社長に「先生辞めます!!!」と言ったことがあります。とは言えラーナロットを辞めるという意味ではなく先生という概念をやめたいという事でした。
ラーナロットに入社する前は、某英会話スクールに10年間働いていました。生徒、保護者からは「るみ子先生」と呼ばれていました。私の中でも英語を教えているという意識があったので、そのように呼ばれている事に何の疑問もありませんでした。
ラーナロットのクラスルームでは、私達が一方的に子ども達に教えるのではなく、あくまで子ども達が主役で子ども達がどのように思っているか、どのように考えているか一人一人の個性、何が得意かを見極め子供たちの学びでのサポートをするという考えの元、行っています。一方的な私達の声だけではなく、子ども達の声が多く響き渡る、そんなクラスルームになっています。ゴールを教えるのではなく、そこに行くプロセスに学びがあるという思い、時には私達が子ども達から学ぶことがたくさんあります。
毎回行う子ども達が大好きなアクティビティの一つ、アートの時間。「作品を作り上げる」というゴールが大事なような気がしますが、そこまでの道なりにたくさんの学びもあります。
今は新しい事が価値であり、後に生まれた方が可能性がある。私達は先生ではなく子ども達の学びをサポートするサポーターでありたいと思います。そして、るみ子先生ではなく、子ども達からはRumiko!と呼ばれる事に喜びを感じ毎日ラーナロットで子ども達と一緒にこれからもLearn a Lotたくさん学んでいきたいです。
- 2022年10月
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Growing vegetables by David Hart
I try every year to grow vegetables in my garden. Some vegetables grow big and healthy really easily without any effort, others take some time and need a bit of love whereas others seem to show no growth whatsoever and I wonder why I bothered to cultivate the seeds. However, come the end of the season, they almost always turn out great. And admittedly, some vegetables turned out much better the following year when I turned over the soil and moved them to another part of the garden.
Basically, what I'm saying is that teaching little kids how to speak English is not so different from growing vegetables. If your kids are not yet saying much English, they will get there in the end. Not everyone develops at the same speed. Some kids join and can start speaking full sentences two weeks later, other kids can come for several months without a word and can suddenly start singing the lunch time song or ask 'Can I read a book?' in a big friendly voice. Other kids came here when they were young and didn't say a word for a couple of years. Some of those kids have now passed Eiken second grade and can speak confidently in front of others. Just like growing vegetables, everyone is different and requires different nourishment to help them grow. We must never push our kids too hard, we should not compare our kids too much to others. Everyone is unique.
And given time, love and encouragement, and being put in the right place to help them grow, they will surely turn out great in the end. But like all gardens, if you don't look after them, the vegetables can become overgrown and covered in weeds!
皆さん、こんにちは。外国人講師のDavidです。
私は帯広市の自宅で家庭菜園をしています。野菜を何種類か育てているのですが、手をかけなくても簡単に大きく育つ 野菜もあれば、育ちがとても遅い野菜もあります。後者はも う育てるのをやめようかな、と思うこともあるのですが、収 穫の時期になると、みんなちゃんと育ってくれているんです よ。成⻑があまり良くなかったものは、翌年育てる場所や環 境を変えてあげたり、ちょっとした工夫でグンと良くなるこ とが多々あります。
これって、子ども達の英語力の成長と同じだな、と感じるの です。最初は全く英語を喋らない子もいるけれど、結果的に は全員ちゃんと成長している。私たちは数年間かけて子ども の成⻑を見ているからよく分かるのですが、全員が同じスピ ードでは成長しないんですよ。入会2週間でフルセンテンス で英語を話す子もいれば、数ヶ月間、一言も話さない子もい る。そういう子も、ある日いきなり歌を歌い出したり、Can I read a book?など教室でのおきまりフレーズを大きな声で 言い出したりするし、数年後には皆んなの前で自信たっぷり プレゼンテーションも出来るようになり、英検2級に合格し ている子もいます。野菜を育てるのと同じで、皆んな違うス ピードで成⻑し、皆んな違う手のかけ方が必要なのですよ ね。だから、絶対に他の子と比べたり、強制をしてはいけない。一人一人がユニーク、唯一無二の存在なんです。
We must never push our kids too hard, we should not compare our kids too much to others. Everyone is unique.
愛情と励まし、正しい場所や環境で育てること、それが成⻑の手助けとなり、最終的に立派に育つ。そう信じて、日々子ども達と接しています。
- 2022年9月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
サマースクールには沢山のご参加ありがとうございました。
今年は3年ぶりの行動制限のない夏休みという事で、オンラインスクールを受講している生徒さんが道外からも参加してくださいました。北海道、特に十勝は広大な土地に新しい建物も多く「外国みたい」と仰る方が多く、北海道のインターナショナル・プリスクールで外国人講師と過ごす夏休みは「プチ留学」とも言える体験になったようです。かく言う私も、今年の春から娘がいる関東との2拠点生活をしていて、北海道の夏の素晴らしさを改めて感じています。気温37度が続き、水道水まで生ぬるく、室内で家事をするだけで汗だくになる関東の夏は、道産子の私には初めての経験です。同じ日本でもこれだけ環境と生活習慣が違うのかと改めて実感しています。やはり実際に行ってみる、生活してみる、という経験はとても大事ですね。
ラーナロットの先生方は世界中から集まってきていて、皆それぞれ、生まれ育ってきた常識や習慣を持っています。お話したり、一緒に仕事をする中で、驚く事も多々あり、その度に「人生まだまだ知らない事ばかりだな〜」と感じています。子ども達、そして保護者の皆様にも、ラーナロットの先生達を通して、日本の常識は世界の常識ではない、自分の常識は他人の常識ではないことに気づき、世界の広さを知ってもらえたらいいな、と思います。
今年の参議院選挙では身体障害やLGBTQ、外国生まれなど多様な候補者が立候補し、多様性に対する日本の人々の関心も高まってきました。子ども達が大人になる頃には日本の多様化はもっともっと進んでいることでしょう。多様性を受け入れるということは自分と違う他者を理解し、受け入れるということ。ぜひ新しい先生にも積極的に声をかけて、世界と出会っていただけると嬉しいです。
- 2022年8月
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皆さん、こんにちは!プリとキンダークラスを担当しているバイリンガルティーチャーのMikikoです。
ラーナロットでは、子供達が「意欲的な学習者」であるためには、環境への配慮がとても大切だと考えています。ここでの環境は教室や教材、カリキュラムだけではなく、子供達を理解する、理解しようとするスタッフと、子供を一番理解している保護者様も意味します。
先月いつもより元気がないお子様がいたので、レッスン後にお母様に伺うと「実は幼稚園で一番仲がよかった友達と喧嘩したみたいなんです。わざわざ言う事ではないと思って言いませんでした」とお返事を貰いました。「運動会の練習で疲れた」「友達と喧嘩した」など大人にとっては些細な事でも、子供にとっては大きな出来事。その時はラーナロットに通う事も大きなハードルに感じるかもしれません。疲れている子がいれば、いつもよりMusicの音を小さくしたり、自由遊びの時間を長くとったり、Gameの内容を変更したり、その時の子供達に適した環境に変化させる事が出来ます。お子様にいつもと違う様子がある時は、どんな小さな事でも教えて欲しいと私達スタッフは思っています。
実は去年、私の小学6年生の娘に発達障害がある事がわかりました。自閉スペクトラム症という、対人コミュニケーションに苦手が多い障害です。私の娘は「たくさんのタスクでは混乱してしまう(早口の会話にはついていけない、多重課題には援助が必要)」特性が強いのですが、日常生活を一番大変にしていた事は「聴覚過敏」でした。生まれつきの特性だったので、娘にとっては当たり前だと思っていた事で頭痛やたくさんの不快感を起こしていました。そこで小学校の先生に相談し、別室で授業を受ける、耳栓を持参する、娘の性格や特性、好きな事、特技をたくさん書いたノートを先生方に渡し、娘への理解を深めて貰った上で、体調不良がないか定期的に確認して貰うという環境を整えました。すると娘は回復傾向になり、学校への登校に加え、「一人で飛行機に乗って東京に行ってみたい」「外国の人にホームステイに来て欲しい」とやってみたい事を意欲的に伝えてくれるようになりました。私は発達障害の有無に関わらず、子供が意欲的な学習者になるためには、教育者と保護者の連携が欠かせないと思っています。私も沢山の方に相談をしたり、協力を得ながら、娘を育てています。ぜひどんな些細な心配事でも、お子様の好きな事、興味がある事、出来るようになった事を私たちに教えて下さい!保護者様と一緒にお子様の環境を整えていきたいです。皆様からのお話をいつでもお待ちしています♪
- 2022年7月
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皆さん、こんにちは。4月よりスクールディレクターとなりましたJuriです。開校から12年、元気な子どもたちの声と笑顔、成長を毎日見る事ができるこの環境にいられることをとても嬉しく思っております。会社生活の中では、「学ぶことや、新しい価値観を発見することを提供する会社」というモットーの通り、ラーナロットにいなければ知り得なかった新しい価値観やグローバルマインドなどを学ぶ機会の連続でした。
そんなラーナロット生活で学んだことの中で印象に残っているのが、MI理論“Multiple Intelligences”「人間は誰しも複数の知能を持ち、人それぞれがそのいずれかに優れていたり、苦手だったりするものである。」という考え方です。音楽や、運動、語学、対人関係、数学など、8つの分野の中でみんな必ず得意分野がある。一般的な事で「これができないから、だめだ…、直さなきゃ」と苦しくなるより、「これが苦手だけど、こんなに素晴らしいところがある」と自分や他人の苦手を受け入れ、得意な分野で活躍していく。これからのグローバル化でもっと多様性が求められる未来には、“得意(強み)を活かしている子”が力を得る時代になって行くと言われています。
ラーナロットの先生たちは様々なアクティビティを行い、生徒さんそれぞれ何が得意で、何を楽しんでいるのかな、と日々観察しています。〇〇ちゃんは今日こんな一面を見せてくれた!実はこんな事が得意だった!など日々の出来事を先生同士で話している声もよく聞こえます。何が得意か、何が好きかはたくさんの経験をしてみなければわかりません。今まであまり発言しなかった生徒さんが、小学生でリーダーの役割を与えられた途端大きな声でハキハキ話せるようになって先生びっくり!児童会に立候補しました!という様なこともたくさんありましたので、得意を見つけるには何事も実際やってみなければわからないですね。
さて、ただ今ラーナロットではサマースクールの準備の真っ最中。イベントこそ私達スタッフ各々の得意が活かされる場所!盛り上げが得意、演技力抜群、裏方が得意など、たくさんのテーマがあるサマースクールでは、ラーナロットスタッフの総合力が一番高まります。いつもと違う先生やお友達との関わり、通常レッスンとは違うアクティビティでお子様の新しい「好き」「得意」の発見もあると思います。私達も今からとても楽しみなサマースクール!ご参加をお待ちしています♡
- 2022年6月
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皆さん、こんにちは。ヘッドティーチャーを勤めさせていただいておりますNamiです。
私がラーナロットで勤め始めて12年が経ちました。勤めた当初は幼稚園児だった双子の娘たちもこの春、高校生となりました。双子の娘たちが幼稚園に入園するまでは本当に長く大変な日々でした。ですが、今思えば0歳〜3歳児の日々の成長は人生の中において最も成長する時期。ですから育てる方も最も大変な時期なんです。お母さんのイライラ、葛藤。手にとるようにわかります。そんな大変な子育て中、ラーナロットとの出会いが私の人生と育児を大きく変えてくれました。アメリカのクリエイティブカリキュラムを使ったラーナロットの目指す「意欲的な学習者」。どんな子どもたちかな?と考える時、1番に我が家の双子を思い出します。私が思う「意欲的な学習者」とは、学校の成績がよいと言うことではなく、新しい何かを学ぶことへの姿勢が積極的かつ、常に学ぶことへの楽しさを感じていて、現状に満足せずに学び続ける姿勢がある人だと思っています。学ぶことのみならず自分の人生を全力で楽しめる人だと思っています。そう言う点から言えば、娘たちは立派な意欲的な学習者です。娘たちの何事に対しても楽しみながら積極的に学ぶ姿勢を見て、親の私も刺激をもらう毎日です。
スクールへ通わせて下さっているママさんのお子さまへの溢れる愛は私たちスタッフも感じております。「意欲的な学習者」を育てるためには、日本語での語りかけでも大丈夫です!入会時にお渡ししたペアレンツガイドを参考に、ぜひご家庭でもご活用いただけたらと思います。子育てにおいて、1番大切なこと。それは「ママの笑顔」だと私は思います。ママさんたちはきっとお気づきではないと思いますが、親子クラスを長年担当させていただいている私は常々感じております。お子さまを見つめるママの優しい眼差しと笑顔。本当に尊く、愛そのものです。私はいつもそんなママたちを美しい女神さまだと思っています。どうぞご自身の「女神力」に自信を持ってください。どんなに困難な育児でも、ママの笑顔いっぱいの女神力で、日々の育児をお楽しみくださいね。
- 2022年5月
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皆さん、こんにちは。今年度よりラーナロット帯広校のスクールマネージャーに就任いたしましたMiyakoです。どうぞよろしくお願いいたします。
スクールマネージャーとして、毎月のレッスンプランの再確認の他に、スクール全体の安全性、各クラスの子どもたちの様子やアクティビティーの流れをより細やかに見るなど、視点が広がる毎日を過ごしています。4月はクラスのお友だちもレッスン内容も変わり、昨年度まで担当していた子どもたちがどのように参加しているか、私たちスタッフも保護者の皆様と同じ気持ちで過ごすことが多い時期でもあります。私も1階2階と日々スクール内を見て回っていましたが、先月は、新しい雰囲気で不安な様子はないかな、以前のクラスと違うことで戸惑いはないかな、という思いが杞憂になった出来事がいくつかありました。
クラスルームから突然、子どもたちの大きな声の “ABC Song” が聞こえてきたので、これはきっと講師と一緒に歌っているのだろうと思いながらクラスを覗いてみると、講師たちは子どもたちを見ながら、部屋の中で次のアクティビティーに使うテーブルと椅子を出しているところでした。「子どもたちだけであの大合唱を!?」と私の驚きをその外国人講師に伝えると、「昨年度のクラスを担当していた講師たちのおかげだよ。ABCをみんなで歌う、楽しい雰囲気を作ってくれていたんだろうね」という返事がありました。
小学生クラスでも、担当講師が変わることがどう影響するか少し不安があったのですが、ワークタイム中は小学生らしく大騒ぎして友だちと楽しく遊んでいたのに、いざレッスンが始まると子どもたちは前年度までに培ったものを発揮し、まとまったクラスで新年度がスタート。ここでもやはり、外国人講師が口にしたのは「前のクラスで…」「前の講師が…」。
子どもたちの成長を目の当たりにしながら、同時に私達スタッフの中に湧きあがった思いは言わば「お互いへの感謝の気持ち」。講師同士がラーナロットの理念を共有し、クラスからクラスへと橋渡しをするかのような、そんな存在であることを再認識する時間でもありました。これからも、どのクラスに来てもラーナロットは楽しい!と思ってもらえるスクール作りに、スタッフ全員で取り組んでいきたいと心新たにした出来事でした。
- 2022年3月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
今年卒園・卒業を迎える皆様おめでとうございます。この大事な時期に子どもたちの間に広がるコロナ感染、本当に悔しい思いでいっぱいです。娘の高校もリモート授業が続き、学年末の集大成でやっている学習発表会も中止になってしまいました。卒業生の3年生は卒業式の前日まで学年閉鎖。なんとか卒業式は執り行ってほしいものです。
そんな中、先日、中学生の生徒さんから嬉しい取材を受けました。中学校の進路学習で社会人にインタビューする課題があり、英語講師である私を選んでくれたのです。仕事の内容や、この仕事についたキッカケ、必要な資格、どういう時にやりがいを感じますか?など取材されました。色々答えて電話を切ったあと、あ~、こうやって教え子が英語講師という仕事に興味を持ってくれるという事、これこそが「やりがい」を感じる瞬間だなぁ~と改めて感じました。また、先日は、小学高学年の生徒さんが高校生になったらラーナロットでアルバイトをするのを楽しみにしていると言うのです。
コロナ不安の中、改めてこの仕事にやりがいを感じさせてくれ、幸せな気持ちを運んでくれた子どもたちに感謝です。
- 2022年2月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
また新しいコロナウイルスが登場していますね。本当に次から次へと終わりのない戦い、いつになったら終息するのでしょうか・・。コロナにより、私たちの暮らしのスタイルは変わりました。マスク生活、オンライン授業や会議、デリバリーやテイクアウト、キャッシュレス…。ラーナロットのレッスンやアクティビティもコロナ対策のため、以前の形から変更して行なっているものが多々あります。小学4年生以上のアフタースクールアドバンスクラスでは、3-4 ヶ月ごとにプロジェクトを行なっているのですが、そのうちの一つに「英語劇」がありました。配役を決め、セリフを覚え、衣装を用意し、小道具・大道具を作ります。以前は、クラス全員の保護者に集まって頂き、その前で劇を披露していました。
今回、コロナ禍でみんなが集まっての上演が難しい中、「英語劇プロジェクト」をやるために担当の Gill 先生が考えたのが、1 シーン毎に少人数での撮影を行い、撮影した映像をパソコンで編集してつなぎ合わせてムービーを作り、それを保護者の方に見てもらうというものでした。今までにやった事のない斬新な計画に、うまく行くのかどうか私にも分かりませんでしたし、子どもたちにとっても初めての挑戦です。早速 Gill 先生は、背景を合成し人物だけを切り取るために置く緑色の布(グリーンバック)を購入し、教室に設置。セリフを覚えた子どもたちが1シーン毎にグリーンバック前で演技をしました。先生は冬休み中に動画編集ソフトを学び、撮影した動画に背景や音楽のエフェクトをつけて短編ムービーを完成させました。出来上がった作品を見て、子どもたちの英語力と演技力の高さに感激、そして先生が短期間で身につけた動画の編集スキルにも驚きました。
コロナ禍で様々な制約が与えられた中、現状に不満を言って終わる人もいます。与えられた環境の中、何ができるだろうか、と考える人もいます。そして、考えた事を実行する人がいます。アイデア実現に向けて動き出す速さと、実現する力。クラス全員がYouTuberになったかのような経験をした今回の英語劇プロジェクトを通して、新たな挑戦を成し遂げたアフタースクールアドバンスクラスにこれからの時代を生きるために必要な力を見せてもらったような気がします。
- 2022年1月
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皆さん、あけましておめでとうございます。代表の的場です。
お正月はどのようにお過ごしになりましたか。今年はコロナが少し落ち着いているという事もあり、久しぶりの帰省をした方も多いのでないでしょうか。我が家も主人の実家を久しぶりに訪れました。先月、娘の高校でコロナ後初めて観客を入れて音楽祭を実施する事が出来、その時の動画を祖父母に見せながら「体育館の二酸化炭素濃度を測りながら行事を実施できたんだよ」と嬉しそうに報告していました。
身体を大きく揺らしながら皆で大きな声で合唱し、本当に歌うことを楽しんでいる学生たちの姿を見て、この2年間、コロナで様々な制約を受け、子どもは大人が思っている以上に我慢とストレス、緊張の中にいたのではないかと感じました。
昨年は、ラーナロットでも季節のイベントを子どもたちと共に楽しむことが出来ました。海外の文化を学んだり、いつもとは違うお友達や講師と交流することが出来るイベントは、子どもたちだけでなく、私たち講師にとってもモチベーションアップになります。今後も出来る限りのイベントは行なっていきたいと思います。子どもは我慢やストレスを言葉で表現することが苦手です。海外ではオミクロン株が猛威をふるい、連日「過去最多」の報道がされていて心配ですが、今年も感染対策に十分気をつけると同時に、子どもたちの心にも注意を払いながら、ラーナロットに来たらストレスも吹っ飛ぶ!と思ってもらえるような明るく楽しいスクール運営をしていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 2021年12月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月、人生初のワーケーションを経験しました。
ワーケーションとは、「ワーク(work)」と「バケーション(vacation)」を合わせた言葉で、今、色んな自治体が誘致のためのプログラムを用意しています。友人が、島根県のプログラムに参加すると聞いて、以前ラーナロット帯広校に通っていて、転勤で島根に移り、今はオンラインスクールを受講してくださっている生徒さんに会えるなら!と同行を決めました。友人は、東京の企業に正社員として勤めながら、固定の家を持たず日本全国を移動しながらリモートワークをしています。コロナによって、そのような働き方・生き方が可能になったんだなぁ、と驚きですよね。
生徒さん家族には、出雲大社で待ち合わせしました。旧暦10月は全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月。他の土地では神様が留守になるので神無月といいますが、出雲では神在月と呼びます。偶然にも、神を迎える「神迎祭」というとても縁起の良い日の再会となりました。
滞在中はコワーキングスペースでリモートワークをしながら、色んな人との出会いがありました。地元の経営者の方にそれぞれの事業について詳しくお話しを聞いたり、海外でサッカー選手をしていて同じくワーケーションで来た若者と出会ったり、地元のイベントに参加したり。新しい人との出会いの中で色んな視点が得られ、自分の仕事にも活かせるヒントを沢山インプットすることが出来ました。これからどんどんアウトプットしていきたいと思います。自宅で一人でやるリモートワークは集中できるので「効率が上がる」と感じていましたが、場所や一緒にいる人を変えてやるリモートワークは「クリエイティビティが上がる」と感じました。
- 2021年11月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月、日本出身で米国籍の気象学者、眞鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞しました。1950年代から気象研究に取り組み、今でこそ注目されている「地球温暖化」を世界で初めて数値で示した方だそうです。その功績はもちろんですが、眞鍋さんが米国籍になった理由が話題になりました。
…………
「日本人は調和を重んじる。イエスがイエスを意味せず、常に相手を傷つけないよう、周りがどう考えるかを気にする。アメリカでは、他人にどう思われるか気にせず好きなことができる。私は私のしたいことをしたい」
…………この発言を聞いて、言い得て妙!と強く納得したのですが、私以外にも、海外に住んでいる人や住んだことのある人の多くが共感したとニュースやSNSで報じていました。眞鍋さんの発言で、日本社会特有の「同調圧力」が突出した個性を持った人に窮屈さや息苦しさを感じさせ、海外へ脱出させている事実が明らかになりました。また、先日の眞子さんと小室圭さんの記者会見で、二人が数年前から外国に拠点を移すこと望み、小室さんのアメリカ留学を計画していたと述べられていました。
日本は素晴らしい国ですが、他人にどう思われるかを常に気にしなくてはならないカルチャーの部分は変わるといいな、と思います。子どもたちには自分の個性に自信を持ち、人の目を気にすることなく、色んなことに挑戦して欲しい。
それを実現するためには海外へ脱出するしかないと思わざるを得ないのはもったいないですよね。 - 2021年10月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月、十勝毎日新聞のフレッシャーズ企画のインタビューを受けました。記事はホームページに掲載していますので興味のある方はどうぞご覧ください。私自身、まだまだ未熟者で、若者にメッセージなんて・・と思ったのですが、自分自身の人生経験・社会経験を振り返ってお話させていただきました。
私は日本とアメリカ両方の教育を受け、日本とアメリカ両方の社会で働いた経験があります。友人も同僚もボーイフレンドも(笑)、日本人、アメリカ人両方と関わった経験があります。そして、今はアメリカ人に限らず、世界中から採用した外国人スタッフと一緒に働いています。
アメリカで得た経験で一番の収穫だったと思うのは、ダイバーシティ(多様性)を実体験できた事です。アメリカは移民の国で、一口にアメリカ人と言っても、ヨーロッパ系、ヒスパニック系、アフリカ系、インド系、アラブ系、中国系、韓国系、日系・・実に様々な人がいます。人種はもちろん、大学では飛び級して入ってくる10代前半の子や、学び直しのシニアまで年齢層も様々です。LGBTの同僚が会社のイベントに同性のパートナーを連れてくる事も普通でした。(20年以上前にです!)「常識が違う」「見方が違う」「考え方が全く違う!」という驚きに毎日遭遇。同じことを全く異なる視点から見る世界がある事を知り、本当にワクワクしました。そこには、私自身に対する発見もありました。それは「日本人の強みを生かして生きる」という事です。私は、日本人ならではの勤勉さやモラルの高さ、そして傾聴力とチーム力を評価されました。日本人は自分の意見を言うのが苦手ですが、裏を返せば、傾聴力があり、意見を言いっぱなしにするのではなくチームを巻き込んで動く事が出来る、という事なのです。それに気づいた時は、日本人である自分をリスペクトし、アクセプトできた瞬間でした。これらの事は生の体験・経験がなければ得られなかった事だろうと思います。中学生とのレッスンでは、こういう経験談をよく話しています。若い人達には、世界と自分を知るために、「生の体験をしよう!」とこれからも伝えていこうと思います。
- 2021年9月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
東京オリンピック&パラリンピックが終わりましたね。実は、私、オリンピックの閉会式の観戦チケットが当たっていて、一生に一度の体験!と楽しみにしていました。しかし、一向に良くならないコロナの状況の中、無観客になり、残念でしたが同時にホッとしながらテレビ観戦しました。オリンピックでは日本人選手が大活躍、総メダル獲得数は過去最多だったそうです。13歳の西矢椛さんがスケートボードで金メダル、パラリンピックでは14歳の山田美幸さんが水泳で銀メダルを取るなど、若い選手の活躍に驚きました。
「オリンピックは何歳から出場出来るの?」と調べてみると、国際オリンピック委員会(IOC)は選手の出場に関して、年齢制限は設けていないそうです。ただ、競技ごとに年齢制限が定められている事もあるようです。
パラリンピックでは、障がいがある選手たちの活躍を見て、本当に勇気と自信を与えられました。それぞれ多様な障がいを持った選手が様々な工夫や努力でスポーツに挑戦している姿に、自分に限界を作っているのは自分なんだと、背筋が伸びる思いがしました。
また、手話通訳者の表現力が英語講師として大変勉強になりました。手話といえば手だけで表すと思いがちですが、大きく目を見開いたり、眉毛を上げたり、顔全体、体全体を動かして表現しているのです。これは、英語講師が英語だけでレッスンをする時に使うテクニックと同じです。子どもに対して英語だけペラペラ喋っても、当然理解してもらえないので、言葉に合った豊かな表情やジェスチャーが大事です。オリンピックの手話通訳者を見習って、私たちも、もっと表現力を磨かいていかなければ、と大変勉強になりました。
オリンピック開催には色んな意見がありますが、私のような一般人にも考えるきっかけや意識改革を促してくれて、中止にならず、観戦ができたことは有り難かったな、と感じました。
- 2021年8月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
夏休みはいかがお過ごしでしたか。2年連続コロナ禍の夏休みで、まちのお祭りや花火大会などは中止になってしまいましたが、今年はオリンピックが開催されたこともあり、昨年よりは楽しい雰囲気がありましたね。特に、今年初競技となったスケートボードで活躍した若い選手達の自然体でスポーツを楽しんでいる姿には目を奪われました。現代の若い人達にとっては、スポーツも英語も上達のカギは「努力」や「根性」よりも、「楽しい」が一番大切だと改めて感じました。
ラーナロットのサマースクールも、公園など公共の施設を使うイベント以外は例年通り行うことができ、とても楽しい夏の思い出を作ることが出来ました。講師もサマースクールのためにテーマに合わせた衣装を自ら用意したり、日替わりでテーマに合わせたデコレーションが施されたエントランスのフォトスポットには行列が出来る日もあるほど、大人も子どもも思いっきり楽しむのがラーナロットのイベントの特徴です。私は、一週目の毎日午後5時からインスタグラムのライブ配信に挑戦しました。毎日外国人の先生と2人でその日のレッスンについてバイリンガルトークしたり、生徒さんからコメントをもらったり、とても楽しかったです。リアルレッスンに参加してくれた子が帰宅してからライブ配信を見てコメントしてくれたり、オンラインレッスンを受講してくれた子が次の週にリアルレッスンに参加してくれたり、リアルとネットで「楽しい」が2倍になったらいいな、と思いながら配信していました。そして、すでに世界の半分はネットの中にあり、子どもたちは自然とリアルの世界とネットの世界を行き来しているんだなぁ、とこの数年の大きな変化を肌で感じました。
- 2021年7月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
昨年春より始めましたオンラインスクールですが、これまで300本近いレッスン動画を作ってきました。私達にとってオンライン事業はもちろん動画撮影・編集は全くの異分野であり、手探りでイチから学びトライアンドエラーを繰り返す、まさにLearn-a-Lot(たくさん学ぶ)を体現している毎日です。最近は、緊急事態宣言中にお休みを希望される会員様にもご活用いただくなど、少しずつではありますがラーナロットのサービスの一つとして認知されてきたかなと感じています。
昨年、アメリカではいち早く学校やプリスクールでオンライン授業が行われました。もちろん、アメリカの先生達も最初は私達同様、オンラインのド素人。右も左も分からない先生達が、ネット上で情報交換をしたり、先生同士の学びのコミュニティーを作って皆頑張っていました。私自身、それらの場に飛び込み、世界中から集まる情報を学び、研究してきました。
教育だけでなく、様々なサービスがオンライン化するアメリカでは、今までは大企業しか出来なかった事が、デジタルを活用して一個人が何でも出来るような仕組みや新しいプラットフォームが次々と立ち上がっています。明るく前向きな起業家魂に「さすが、アメリカだな」と心が揺さぶられます。
「オンラインスクールをもっとよいものにしていきたい!」「もっと多くの方に知っていただきたい!」この2つを叶えるため、この度、自社サイト「ラーナロット・オンラインプリスクール」を構築いたしました。現在提供中のオンラインプリスクール&アフタースクール以外にも、今後、この中で様々な講座を提供していきたいと考えております。
ぜひ、新生「ラーナロット・オンラインプリスクール」を覗いてみていただけると嬉しいです!
https://lal-online.jimdofree.com/ - 2021年6月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
5月末までだった緊急事態宣言が6月20日まで延長になってしまいました。1年以上も続くコロナウイルスとの共存生活、皆さんの暮らしはどう変化しましたか。ラーナロットでは社内のオンライン会議、リモートワーク、レッスン動画や保護者向け説明会動画の撮影、ZOOMを使ったオンラインレッスンや講座の開催など、様々なオンラインでの対応をこの1年間で取り組んで来ました。先日は「新卒採用オンライン定着」というニュースを見ました。ラーナロットでは海外在住の講師を採用することもあり、以前からオンラインでの採用、面接を行っていましたが、これが日本の学生でも普通になったんですね。その他、私生活でも娘の高校の保護者会はすべてオンラインで行われていますし、お友達ともオンライン忘・新年会、お茶会などを楽しんでいます。
オンライン会議などを行ったことがある方はわかると思いますが、相手の画面には自分の顔しか表示されていません。つまり、リアルで会う時よりも顔や表情が大きく表示されるのです!そして、自分が話している時だけでなく、話を聞いている時も画面には常に自分の顔が表示されています。そこで一番大事なのは「笑顔と表情」ですね。これがリアルなコミュニケーションとオンラインでのコミュニケーションの一番の違いだと思います。「笑顔と表情」は、「英語を話せる」以前に身につけておきたい大事なコミュニケーション能力。外出自粛のストレスやマスク生活で無表情になりがちですが、オンラインでは「笑顔と表情」が一番見られている!これは日頃から意識して「笑顔」を作り、表情筋を鍛えておく必要がありますね。
美容のためにも「笑顔」で過ごしたいと思います♪
- 2021年5月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
新年度が始まり1ヶ月が過ぎました。昨年は4月中旬から5月末まで休校でしたので、今年は無事にスクールを開けることができてホッとしています。アメリカの友人達からはワクチンを接種したとの報告も受けています。緊急事態宣言が出ている地域もありますので、まだまだ注意していかなければなりませんが、自分が出来ることをやりながら、止まることなく前を向いて進んでいきたいと思います。
さて、ラーナロットに時々「小麦の奴隷」という一風変わった名前のパン屋さんがパンを売りに来ているのを知っていますか。実は私の友人が1年前に東京から大樹町へ移住して始めたパン屋さんなのですが、その事業展開のスピードが半端ないのです。昨年4月に本店オープン後、数カ月後には東京の清澄白河にラボ店、今年に入ってから全国各地にフランチャイズ店をオープンさせています。クラウドファンディングで資金を集め、セルフリノベーションで店を作り、冷凍生地の活用やレジの効率化で長時間労働を是正し、SNSを活用しながら十勝全域で移動販売を行うなど、ありとあらゆるアイデアを次から次へと試し、「エンタメパン屋」の愛称の通り、見ている人を楽しませてくれています。彼らのやり方はSNS時代の仕事のやり方をよく表していると思います。コロナもそうですが、今の時代、どこに正解があるかなんて実際にやってみないとわからない。うまくいくかどうかなんて誰にもわからない。机上の空論で脳内で考えてばかりいても何も進まないのです。
ABテストがローコスト、ハイスピードで出来るSNS時代、まずはやってみて反応を見る。そこから修正・改善をしていく。「まずはやってみよう精神」を身につけるのが大事なのでは、と思います。子ども達にも、「間違えてもいいよ」、「どんどんやってみよう!」と声をかけてあげたいなぁ、と思います。
- 2021年3月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
今年卒園・卒業を迎える皆様おめでとうございます。今回、母校である帯広柏葉高校の卒業生の方に同窓生会報にて「贈る言葉」を執筆させていただきましたのでここでシェアさせていただきます。・・・・・・・・・
【I am Special!と胸をはろう】
ご卒業おめでとうございます。新型コロナウイルス感染拡大という予期せぬ出来事に見舞われた中での門出、心より祝福し応援いたします。
私は、平成三年に柏葉高校を卒業した後、アメリカの大学へ進学しました。留学中に一番驚いたのは、授業が自分の意見を交換するディスカッション形式で、テストには教科書の持ち込みがOKだった事です。アメリカでは、暗記した知識を頭の中から取り出す事ではなく、「自分の考え」を述べる事が求められました。それは、アメリカが多国籍国家であり、意見は違って当たり前だからです。
日本人は集団の中で目立つことを避ける傾向にあります。「出る杭は打たれる」事を嫌い「自分の意見」を言うのが苦手です。しかし、世界に目を向けてみれば、目や肌、髪の色はもちろん、価値観や宗教、考え方までみんな違って当たり前。人と違う事が個性であり、「私は特別、I am Special!」と誇りを持っていいのです。
私は今、7カ国の出身のスタッフと一緒に働いています。外国人は「人からどう思われるか」よりも「こんなユニークなアイデアを思いついた」自分を誇りに思っています。ぜひ、皆さんも「私は特別、I am Special!」と自分の考え、自分の個性に自信を持ってください。新しい舞台でのご活躍をお祈りしています。
・・・・・・・・最近、私のもとに英検や高校・大学合格の報告をしに来てくれる卒業生達が訪れてくれています。みんな口を揃えて言ってくれるのは「幼児の時にラーナロットに出会えてよかった」「ラーナロットで基礎が出来た」という事です。私達が一番大事にしている事は、テストの点数を取るためのテクニックではなくて「マインド」の部分です。そしてそれが一番子どもたちの成長に役立っているのだな、と卒業生の話を聞いて改めて感じています。「マインド」というのは気持ちや考え方、心の成長のこと。まずは自分を認めるところから始まり、自分に自信を持つ・自分の意見を持つ・伝える・やる気を出す・熱中する・挑戦する・目標を達成する・・と、まず「マインド」を育ててあげると子どもは自ら成長するのです。こんな素敵な成長を見届けられるこの仕事に深く感謝を感じる年度末です。
- 2021年2月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先日、コロナ禍の中、初めての大学入学共通テストが行われ話題になりましたね。2020年教育改革の一貫である新しいテストはどのように変わったのか興味がわき、英語のテストを見てみました。今までのテストに比べ、発音やアクセントの場所を問う問題や文法の穴埋め問題はなく、全て英文の情報を読み取るような問題に変わっていました。スマホの画面に表示されたメールを読んだり、ファンクラブの案内文や旅行代理店のホームページのFAQのページなど、外国に住んでいたら日常生活で目にする文章が沢山あり、確かに「使える英語」を意識させているな、と感じました。また、リスニングでは、アメリカ人だけでなくイギリス人や非ネイティブ(英語が母国語ではない人)の発音が違う人々の議論を聞く場面も出てきました。世界の英語を話す全人口の約78%は非ネイティブという現状をふまえると、非ネイティブの訛りある英語を理解することの重要さは明白なのです。
先月は中学生の生徒さんの英検受験のお手伝いもさせていただきましたが、英検でも「使える英語」として、自分の意見を書く「ライティング」の問題が導入されています。しかも、たった1問で一次試験の3分の1の配点の割合を占めていて、いかに重要視されているのかと驚きます。
こうやって実際の問題を見比べてみると、私達大人が昔受けてきた英語教育とは随分変わっていますし、「教育改革」に加え、新型コロナウイルスの影響により加速したオンラインでの学習や仕事のスタイルにより、今後、私達日本人は大きく変わっていくと感じています。嬉しい発見は、普段からラーナロットにいる世界中の国々から集まった講師たちに触れ合っているラーナロットっ子にとって発音の違いを聞き取ることはお手の物。そして、幼稚園児からジャーナルタイムで自分の意見をアウトプットする事に慣れ、アフタースクールでのショーアンドテルや高学年でのプレゼンテーションで、ポイントに絞って自分の意見を述べるトレーニングが出来ているラーナロットっ子にとって、今回の教育改革は待ってました!というところでしょう♪
- 2021年1月
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皆さん、あけましておめでとうございます。代表の的場です
巣ごもりの年末年始はいかがお過ごしになられたでしょうか。クリスマスプレゼントにお送りしたオリジナル絵本と動画をご家族で楽しんでいただけていたら嬉しいです!私自身は今年年女を迎え、初詣のおみくじで数年ぶりに「大吉」をひき、新年の十勝毎日新聞の紙面でもラーナロットの記事を大きく掲載していただくなど、幸先のいいスタートをきることが出来ました。
昨年末に受けた新聞取材は、勤続10年のデビット先生と勤続1年のスティーブン先生に同席してもらいました。記者の方は終始日本語で私達にインタビューをしていたのですが、二人とも全て日本語で返答していて、その日本語能力にビックリしました。(普段スクールでは英語でしか会話をしないので、どのくらい日本語が出来るのか知らないのです!)取材では、二人が口を揃えてDon’t be afraid. Try new things.(失敗を恐れず前を向いて。チャレンジしよう)と言っていて、10年以上前、親子留学でアメリカ・カナダの多様性のある社会や個性を認める教育を見て、このままじゃ日本に生まれ育つ子ども達があまりにも不利だ!国際人を育てたい!と思い、外国人講師を集めスクールを始めた事を思い出し、あー、こういうマインドを持った人たちと小さい頃から接する事が国際人を育てるという事だよなぁ・・と改めて初心を思い返しました。
Growth mindset(グロース・マインドセット)という言葉をご存知ですか。スタンフォード大学心理学教授キャロル・ドゥエック教授が提唱した「成長し続ける人の思考パターン」で日本では企業の人材育成でよく使われていますが、アメリカでは教育プログラムとして子ども達は学んでいます。コロナ禍で後ろ向きになりがちな時期ですが、前向きな外国人講師とともに、私自身もグロース・マインドセットを持ち、今は困難や出来ない事があっても、失敗を恐れずチャレンジをし続け、私はまだまだ成長できる!と信じて突き進む一年にしていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 2020年12月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
2020年も終わりに近づいてきました。今年の3月、ラーナロットは開校10周年を迎えました。この10年間の出会いと成長、感謝の気持ちを込めて、皆さんと一緒に一年をかけて盛大にお祝い出来るよう、様々なイベントや仕掛けを考え、年間計画を立て、とてもワクワクしていました。しかし、2月に始まった世界的なパンデミックにより急に目の前に広がっていたはずの一年計画の道が真っ暗になりました。そこからは、明日何が起きるか分からないという状況の中、とにかくラーナロットが安全安心な場所になること、そして私達が提供している教育をどう続けていけるのかを毎日毎日考えて過ごしてきました。オンラインでの新しい挑戦に挑んだり、慣れない助成金の書類と格闘したり、スタッフにも沢山苦労をかけ、お客様にもご理解ご協力を何度もお願いしながら、手を取り合って、とにかく一生懸命頑張ってきた記憶だけがありますが、正直、それでもどこにもたどり着いていないようなやるせない気持ちで一年の終わりを迎えようとしています。
そんな中、10周年記念計画の一つだけ皆さんにシェアできるものが完成しました。それはラーナロットのオリジナル絵本です。絵本に登場するのは、スクールのエントランスにいつもちょこんと座って子どもたちを見守っているスクールのマスコットJimmyちゃんと世界中から集まってきたティーチャー達。そして、絵を描いてくれたのは以前ラーナロットでバイリンガルティーチャーとして働いてくれていたYUKINAさんです。最後のページには、登場人物にバーチャルで会える仕掛け、絵本制作の裏側やティーチャーによる読み聞かせ動画など、「絵本」という昔からあるものに、今の子どもたちに馴染みのあるテクノロジーを取り入れた「新しい絵本」に仕上げました。会員の皆様にクリスマスプレゼントとしてお渡し出来るよう準備しておりますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。まだまだ続くウイルスとの厳しい戦いですが、YUKINAさんのほっこり暖かい気持ちになる可愛いイラストの絵本が、少しでも今の不安な気持ちを和らげますように・・。
- 2020年11月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
早いもので来年度の事を考える時期が来ました。皆さん、ステップアップ説明会の動画はご覧いただけたでしょうか。例年であれば、この時期にスクールで説明会を行っておりましたが、今年は密を避けるため、色んな事がオンライン化しています。私達の説明会も動画にしてオンラインで配信すれば、小さなお子様を持つ保護者様にわざわざスクールに足を運んでいただく必要もなく、都合の良い時間に家族全員でじっくり説明を聞き、ご検討いただけるのではないかと考え、5本の動画を作りました。5本とも私の顔が登場するので、全部ご視聴いただくと確実に私の顔に飽き飽きする事となります(笑)ただ、オンラインだからこそ、顔を出してご説明する事が重要かな、とも考えましたのでご了承を!
今回、この動画を作るのに使ったのは、Zoom, Dropbox, Canva, iMovie, YouTubeです。プロに外注したのではなく、ほぼ無料のアプリやソフトを使ってスマホとパソコンで作りました。こんな事を自分たちだけで出来るとは数年前は考えもしませんでした。この作業をしている間に目にしたホリエモンこと堀江貴文氏の新刊のタイトル「将来の夢なんか、いま叶えろ」。本当にそのとおりだと思いました。こんな機械音痴でおばさんの私でさえ、今のテクノロジーを使えば、カメラマン、アナウンサー、YouTuberと3つの夢を叶えてしまったのです(笑)
最近DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく目にします。DXとは「企業がデジタル技術を活用して、ビジネスモデルを変革し続け、価値提供の方法を変える事」であり、経済産業省も推進しています。私達の取り組みも小さなDXなのかな、と思います。苦手、出来ない、というストッパーを外して、とりあえず何でも試してみる。面白がってやってみる。そんなマインドセットがあれば、何でも実現出来る時代です。子どもたちには何でも挑戦して、夢をどんどん叶えていって欲しいと思います。
- 2020年10月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
朝の情報番組「スッキリ」でも特集され話題になった韓国のプロデューサーJ.Y.Parkさんが手掛けるガールズグループのオーディション番組 「Nizi Project」をご存知ですか?全経営者、全上司、全リーダーが必見!とビジネス界で話題になっていたので見始めたのですが、アイドルやK-POPには特に興味は無かった私がめちゃくちゃハマってしまいました!オーディションを受けているのが娘と同じ位の14~18歳の女の子達で、J.Y.Parkさんはちょうど私と同世代。このJ.Y.Parkさんの人を褒める力、人を伸ばす力が素晴らしく、親としても指導者としても本当に勉強になったのでご紹介します。
J.Y.Parkさんは、オーディションで一人ひとりの個性や強み、弱み、努力を一瞬で見破り的確なアドバイスをしていきます。彼は容姿やスキルだけを見て判断するのではなく、その人らしさや個性、生き方、人格をとても大切にしていて、たとえオーディションには受からなくても一人ひとりは特別な存在なんだ、特別な理由を持って生まれてきたんだ、という事を伝え自己肯定感をあげてくれます。オーディションの最初は必ず笑顔で「会えて嬉しいです」と伝え、良いパフォーマンスを見た時に見せる最高のリアクションはまさに顔芸!14歳を子ども扱いせず、一人の人間として尊重し接する態度や姿勢があるからこそ、女の子達は「この人は信頼できる」と彼のアドバイスを信じ、自分を伸ばす事が出来るのではないかと思います。彼は「後から教えて済むこと(ダンスの技術など)」と「後から教えられないこと(個性、好奇心、素直さなど)」があり、「後から教えて済むこと」はどうでもいいと言っています。この「後から教えられないこと」こそ、人間として一番重要な事であり、家庭で伸ばしてあげられる事だと改めて感じました。
子どもには「自分は特別な人間なんだ」「自分には可能性があるんだ」と自分自身を信じたり、自分の魅力に気づけるような声かけを沢山してあげたいですね。Nizi ProjectはYouTubeで視聴出来るので、気になった方はぜひ見てみださい! - 2020年9月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
高校生になった娘が、ファミリーレストランでアルバイトを始めたところ、早速、お客様からお褒めの言葉をいただいたらしく私に報告してきました。
【フォッカチオとピザを持って来てくれたお姉さんの笑顔がとってもステキでした。新人さんでしょうか?お仕事頑張って下さい!】とナプキンに書いてあったそうです。これ以外にも、足が悪いお客様に寄り添って感謝されたとか、ミスしたら「本当に申し訳ございません、実はまだ2日目で慣れていなくて、、次はできるようにします!」って言ったらみんな笑って許してくれたとか、レジでおじさん方に僕のお店で働かないかい?とスカウトされたとか。(これはヤバい!?)そんなエピソードを聞いて、やっぱりうちの子の強みはコミュニケーション能力だな!と思いました。今まで日本の教育や子育てで「コミュニケーション力」はあまり意識されてきませんでした。私達日本人は単一民族で、わざわざコミュニケーションの仕方を教えなくても、言葉や価値観を共有できて当たり前だと思われていたからです。
しかし、グローバル人材に限らず、社会で能力が高いと評価されるために欠かせないスキルが「コミュニケーション力」であることは言うまでもありません。「コミュニケーション力を育てる」というと、難しく感じてしまいますが、まずは「笑顔」を育てることから始めましょう。外国人は笑顔がステキで表情が豊かだと思いませんか。外国人との交流を通して、笑顔がコミュニケーションする上ですごく大事なんだ、笑顔だけでコミュニケーションができるんだ、ということを実感できる経験をさせることができ、コミュニケーション力の大きな土台になります。笑顔やアイコンタクト、表情の豊かさ、ボディーランゲージ、フレンドリーな態度。これらは、言葉を使わなくても、世界中の人と通じあえる「非言語コミュニケーション」です。こういうコミュニケーション力を家庭でつけてあげていると、その後、英語の習得にも大いに役立ちます。マスクをするのが当たり前になった世の中で、相手に伝わる「笑顔」はより重要になりました。さあ、親が率先して「笑顔」を作り、「笑顔」の輪を広げていきましょう。
- 2020年8月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
夏休みはいかがお過ごしでしたか。今年は登校日があったり、夏のお祭りも中止になってしまったものも多く、子どもたちにとっては、とても短い夏休みで残念に感じているかもしれませんね。そんな状況の中、ラーナロットのサマースクールにご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。毎日変わるテーマに合わせてお洋服を変えて参加してくれたり、講師も子どもたちも大いに楽しんでくれたサマースクールになり嬉しく思います♪
今年はレッスンの定員を抑えるなど工夫を強いられていますが、オンラインの可能性を感じる夏でもありました。今年初めて企画した「オンライン・サマースクール」には、十勝だけでなく、関東・関西・中国地方からも参加がありました。今回、レッスン動画の配信に加えて受講者同士のSNSグループを作り交流も図りました。毎日、おうちで楽しくレッスン受けている様子の写真を投稿してもらうことで、私達講師も含め、全国にちらばった参加者達が一緒にレッスンを受けている気持ちになれたと思います。また、サマースクールの期間中、ラーナロットのスタッフ達はアメリカの幼児教育のオンライン・サミットに参加しました。「Play based learning(身体・五感をフルに使った遊びの中で学ぶ学習方法)」がテーマの講義を受け、私達のレッスンを通して、英語だけでなく、子どもたちがこれからの時代に必要なスキル(21st century skills)をどう身につけるのか学びを深めました。今まではアメリカに行かなければ受講出来なかった研修がこのようにオンラインで世界中どこからでも受講できることに感動しました。オンラインが当たり前の世界になり、私達の働き方や学び方も変わり、「賢い」の定義・「求められる人材」の定義も確実に変わります。常に最新の情報に触れ、これからの子どもたちの将来のために役立つ事を提供していきたいと強く感じた夏になりました。
- 2020年7月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
少しずつですがコロナも落ち着いてきて、先月やっと娘の入学式に出席してきました。関東では未だ分散登校が続き予断を許さない状況ですが、ひとまずホッとしています。さて、ニュース等でご存知の通り、アメリカでは新型コロナウィルスによる失業問題や白人警官による黒人男性への暴行死事件、人種差別解消を訴える抗議デモ、それにかこつけた略奪や破壊活動など様々な問題が重なり絡み合って起き、大変な状況にあるようです。今、アメリカで何が起こっているのか。英語を教えるだけでなく、歴史や社会問題、政治的背景も含め、きちんと理解しなければと感じ、先日、札幌アメリカ領事館が主催するBlack Lives Matterを考えるオンライン・ワークショップに参加しました。
ラーナロットには沢山のバックグラウンドが違うスタッフが働いています。みんな日本が大好きな一方、私たちが気づいていない外国人ゆえの辛い思いや大変な思いもしています。意思疎通できないと最初から決めつけられて大事な契約を断られた人や、宗教の違いで偏見の目で見られる人もいます。でも、一緒に働き、沢山話し、プライベートを知っていくと、その人の本質が見えてきます。人種差別、外国人差別以外にも、性別、年齢、個性、価値観、健康状態など、私たちの周りでも差別やいじめは確実に存在しています。自分の育った環境や経験からつくられた先入観や偏見、色メガネを「バイアス(bias)」と言います。誰にでも「バイアス」はありますが、自分に「無意識のバイアス(Unconscious bias)」があるということを意識しておくことは大事だと思います。それによって傷つく人がいるかもしれないと考えてみることが差別を無くす第一歩になります。一人一人がまずは意識を持って、『もしかしてこれってバイアス?』と自分の考えや態度、言動を振り返り向き合うこと。そういった「自己認知(Self-awareness)」は、これからグローバル人材として生きる子ども達に英語とともに教えていきたい大切なことです。
- 2020年6月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
4月の新年度開始後、たった2週間で緊急事態宣言が全国拡大になり、英会話教室も自粛要請対象となるなど、本当にどうなることかと思いましたが、やっと再開出来る事になり嬉しく思っています。皆様、本当にお待たせいたしました。お元気でお過ごしでしたか。私は、この休校中、沢山の国内外でのコロナ対策やオンライン授業の研究をしていました。今、ネット上では世界中から意欲のある先生たちがグループを作り、コロナ対応のための情報をシェアしあっています。オンライン先進国の情報をリアルタイムで得たり、質問をすることが出来、英語が出来て本当に良かった、としみじみ感じています。また、コロナと戦う世界中の同志の存在と仕事への情熱が、とても刺激になりました。
私生活では、関東に進学する娘の入学が2ヶ月延期になりました。コロナ前は、私も忙しかったこともあり、周りの人に「さみしくなるねー」と言われても「全然!」と、子育てからの開放しか頭になかったのですが、自粛中、ずっとそばにいて、日中は部屋から微かにもれる娘のギターの弾き語りを聴きながらテレワークをしたり、夕方2人で散歩する毎日を過ごしてたら、もうすでに寂しいです(笑)まぁ、自粛のおかげで離れる前に親子の時間をたっぷり与えてもらったのだと思い感謝しています。
きっと生徒さんたちは、3ヶ月間も学校や幼稚園に行けない日が続き、お友達に会えなかったり、外で自由に遊べなかったりして、たくさん「我慢」しながら頑張ってきたと思います。保護者の皆様に関しても、コロナでいつもより仕事が忙しくなったり、逆に仕事が少なくなってしまったり、この先の仕事の事が心配になっている方もいると思います。そして、子どもが家にいる時間が長くなった事で、3食作ったり、勉強や面倒を見たりと、いつもと違う日常が続きストレスフルな毎日を過ごしてきたと思います。大人も子どももみんな頑張ってきました。みんなの頑張りのおかげで緊急事態宣言は解除されましたが、今後も油断はできません。ラーナロットでも、手洗い・検温・換気・除菌など対策をしっかりし、安全にレッスンをすすめていきたいと思います。
Welcome back to school!!
- 2020年2月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
さて、みなさん、ピンクシャツデーって聞いたことはありますか?カナダ発のいじめ反対運動で、2月最終水曜日に、ピンクシャツを着たり、ピンク色の物を身につけて学校や職場に行くことで、「いじめ反対」の意思表示ををする、というものです。ピンクの服を着ていじめられた男子生徒を守るため、大勢でピンクの物を身に着けたというエピソードに由来します。いじめの加害者に直接向き合うのではなく、いじめをしない空気をつくることによって、いじめを防止する。このすてきなムーブメントが世界中で広まっています。十勝でも、この運動の趣旨に賛同した個人や団体による参加がスタートしていて、このたび、ラーナロット卒業生で中学生シンガーソングライターとして活動する私の娘KONOが、十勝発のピンクシャツデーソングの英語バージョンを歌うことになりました。
日本特有の、みんな同じでなくてはならない、出る杭は打たれる、という価値観や同調圧力による「いじめ」に苦しみ、学校で自分の意見や個性を隠して過ごす子どもも少なくない現状をとても心苦しく感じています。こういった活動に積極的に関わることで、少しでも「自分は自分でいいんだ」と思える子がイキイキ過ごせる社会を作っていけたらいいな、と思っています。
- 2020年1月
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皆さん、あけましておめでとうございます。代表の的場です。
令和初のお正月、いかがお過ごしになられたでしょうか。
2019年も通ってくださる生徒さん、保護者の皆様、そしてスタッフに支えられながら、様々な経験ができ、多くの困難も乗り越えられた1年でした。皆様、本当にありがとうございました。
おかげさまで今年、ラーナロットは開校から10周年を迎えます。開校当時5歳だった娘が中学校を卒業、プリスクールに入学した生徒さんが小学校を卒業します。この10年の間に、世の中は大きく変わりました。人口減少による外国人受け入れやロボットの導入はすでに日常生活の中でも始まっており、今後さらに子どもたちが暮らす社会は劇的に変わっていくでしょう。これから10年後、20年後の未来を想像しながら、私達ラーナロットが皆様のためにどんな教育や情報を届けていくべきなのかを真剣に考えながら、今年もワクワク楽しく進んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。~Parents Education(子育て勉強会)を行います~
グローバル時代、A.I.時代、SNSを通して世界中の個人がつながる時代。
私達が教育を受けていた20年前と、子どもたちが大人になる20年後では40年のギャップがあると気づいていますか!?親の古い時代の価値観のまま未来の子育ては出来ません。我が子を世界で通用する人材、A.I.に負けない人材に育てるために、私達が今知っておくべきことについて一緒に考えましょう。
ぜひお気軽にご参加ください♪- 日 時:1月30日(木)10:00-11:30
- 場 所:ラーナロット
- ラーナロット会員参加無料
- 2019年12月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
今年も残すところあと1ヶ月となりました。来年はいよいよ2020年、東京オリンピックの年ですね。私は、なんと閉会式のチケットが当選したので、一生に一度のこのイベントに参加できることを今からとっても楽しみにしています♪そして、2020年春にはなんとラーナロット開校から10年を迎えます!!娘が生まれて、育児でイライラ・モヤモヤしていた時に出会った英語子育て、親子留学で出会った自己肯定感を育てる幼児教育、世界中から集まった外国人講師と海外経験豊富な日本人バイリンガル講師と働く中で学んだグローバルな価値観、そして、毎日仕事で忙しく飛び回る私の横で自分の好きや強みを生かしてどんどん積極的に行動し逞しく育っていく娘。私自身、毎日、ものすごい発見と経験を通して、視野の広がり・人間性の深まりを感じてきた10年間でした。そんな多様性ある環境でグローバル人材としての素質を備えた子どもたちがどんどん育っていく、このラーナロットを誇りに思い、今後も”I am Special.”の子育て・教育をどんどん広めていきたいという使命感に燃えています!
娘の子育て、教室運営から学んだことは、一番の教育現場は家庭であるということ。家庭での「英語教育」・「グローバル人材を育てる子育て」の取り組みのお手伝いをするべく、2020年4月より全国各地どこからでも受講が可能な「オンライン・プリスクール」を立ち上げる準備をしております。オンライン講座では、ラーナロットのカリキュラムに基づいた教材を毎月ご自宅にお届けし、オンライン上で講師の動画を視聴しながら親子で英語のアクティビティーが出来たり、グローバル人材育成の子育てノウハウをお伝えしていく予定です。お楽しみに!!
- 2019年11月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
今年度も折り返し地点を迎え、各クラスではペアレンツデーが行われています。ご参加いただいた保護者の皆さん、ありがとうございます!ラーナロットの参観日は、私たちのこだわりで保護者に授業を"観覧"してもらうのではなく、"参加"していただく形をとっています。
「英語」のレッスンに参加するというと、緊張する方もいるかもしれません。でもそれは子どもも一緒。ましてや観覧されるって子どもにとっては相当なプレッシャーで、子どもが一番嬉しくて楽しいのって、親が一緒に参加してくれることのはず。外国人の先生の話を理解しようと一生懸命耳を傾けて、一緒に活動してみる。すると親と子が同じレベルに並んで一緒に学びを楽しむ同志になれると思うのです。今年、私が担当している小学4・5年生のクラスでは、親子でブレスト(ブレインストーミング)してもらいました。ブレインストーミングとは、ブレイン=脳、ストーミング=嵐。脳を嵐のように使い、自由にアイデアをどんどん出していく手法で、ビジネスでは企画会議などでよく使われています。
ブレストのいい所は、自分の意見には正解・不正解がないということ。今回は「出てきたアイデアを絶対に否定しない」というルールを伝え、時間的にお父さんの参加も多く色んなアイデアが沢山出てきてとても楽しい時間になりました。 今回はたった3分間のブレストでしたが、こういうことを家庭では毎日やって欲しいと思っています。最初は簡単なことから。徐々に"対話"が出来るようになってきます。
自分の意見や考えを人前で言えるようになるためには、まず「自由に発言する楽しさ」、「意見を交換する楽しさ」、「絶対に否定されない安心感」を感じさせ、「表現できる」自信を持つことが土台になります。「ママとパパの前では何を言っても大丈夫!」それを毎日体感することで、自分の考えを持ち、自信を持って自分の意見を言える子が育つと思うのです。
- 2019年10月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月、娘を連れて東京に行ってきました。
1日目は、留学に興味がある高校生の元生徒を連れてアメリカ留学EXPOへ。沢山の大学のブースが立ち並ぶ中、私が通っていた大学のブースも発見し、懐かしさいっぱいでした。学費が高いことで有名なアメリカの大学ですが、教育レベルもトップレベル。また、社会人学生も沢山通っていたり、途中で別の大学に編入できるシステムなど、学ぶ意欲のある人にはチャンスが沢山ある素晴らしい教育システムがあります。
2日目は、中3の娘の進学のため高校のオープンキャンパスへ。こちらは、個性を伸ばす教育理念と21世紀の生きる力をつけるプロジェクトベースの学びを実践しているユニークな学校でラーナロットの教育理念に非常に似ているところがある学校です。授業は作品作りがメインで、体験授業では英語の詩を作ってきました。
3日目は、関東のプリスクールオーナーさん達との交流会でアメリカンフットボールの試合を観戦してきました。アメリカでは一番人気のスポーツアメフト。試合後、ハワイからのアメリカ人選手たちと交流する時間も持たせていただき、カッコいい選手たちと英語で沢山会話している娘に、「英語が話せてよかったね」と言うと、「もっと上手になりたいから練習する」と言ってホテルに戻っても、次の日もずっと英語で会話をしていました。こういう原体験が子どもの学習意欲を育て、行動させるんだなぁ、と実感しました。
4日目は、アメリカ大使館・開発教育協会主催のGirls Unlimited Programに参加してきました。外交官のスピーチから始まり、学生と留学経験のあるメンターの方たちの交流やリーダーシップ育成のためのプログラムを受講してきました。その中で、自分の好きなことを発表する場面では、「音楽を聞くことが好きです」という学生に対して、「なぜ?」という鋭いツッコミが。ただ英語が話せるだけではなく、自分の意見はもちろん、なぜそう思うのか理由も述べられる、そこから話を広げることが出来る力。そういう力が、これからのグローバル社会ではどんどん必要になってくるのだな、と強く感じました。
- 2019年9月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
私がメンターとして参加していたアメリカ大使館主催のリーダーシッププログラムがとても良くて、娘も大学生になったら参加出来たらいいなぁ、、と考えていたら、なんと中高生向けのプログラムを発見!9月から東京の聖心女子大で開催されるGirls Unlimited Programというリーダーシッププログラムに娘が参加できることになりました。北海道からは唯一の参加者だから、北海道代表くらいの意気込みで色々吸収してくるぞ!と娘は張り切っています。
子どもの意欲やモチベーションを引き上げてくれそうなプログラムには多少距離を無理してでも積極的に参加し自信をつけさせる、ということを小さい頃から意識しています。我が子の強みや得意を伸ばせるチャンスはたくさん転がっています。FacebookなどSNSは情報の宝庫です。親は常にアンテナをはりめぐらせていたいですね。
★A.I.時代を生き抜く力の育て方シンポジウムに登壇します★
- 2019年8月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
夏休みはどうお過ごしでしたか。
私は、14歳の娘と一緒にアメリカで親子留学の真っ最中にこのコラムを書いています。猛暑の日本の皆さんには申し訳ないのですが、こちらは快晴25℃湿度なしのとっても過ごしやすい毎日を送っています。歌が好きな娘は、ホストマザーが勤めるクリスチャンスクールの音楽の先生の個人レッスンを毎日受けています。英語が得意な彼女も、先生が話す専門的なトレーニング用語は分からない時もあるようですが、好きなことを英語で学ぶというスタイルがとても楽しいようで毎日楽しく通っています。
私は、この学校のプリスクールから高校まで全クラスルームを見せてもらい、アメリカの教育トレンドを勉強しています。どの教室にもalternative seatingという概念を取り入れていて、普通の机と椅子のほかに、ソファとかビーンバッグチェアとかバウンスボールとか座布団とか、、子どものニーズに合わせて座る場所の選択肢が用意されているのです。みんなが一方向を見てジッと座ることを強制するんじゃなくて、子どもがより集中できて、より積極的に授業に参加できるような環境を用意してあげる考え方。見習いたいなぁと思いました。
週末には、シアトルセンターという観光地のスペースニードルの下で娘が路上ライブを行いました。帯広駅前でも路上ライブはやったことがあるのですが、今回は着物をリメイクした衣装を着て、From Japan と書いた看板背負って、英語で曲紹介しながらオリジナルソングや洋楽を披露し、沢山の人に立ち止まってチップを入れてもらう、というものすごい経験をしました。この経験は全て自分の血と肉と自信となるはずと、彼女の度胸と行動力を賞賛したいと思います。
- 2019年7月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
私は、自分の職業を人に話すと、「英語話せてすごいですね!」とよく言われるのですが、正直、全くすごくないと思うのです。
ラーナロットでは、子どもたちにどんな国の人とも世界共通語である英語を使いコミュニケーションを取れるようになってもらいたい、肌の色や宗教の違いを壁と感じず、お互いを理解・尊重し合えるグローバルマインドを育てるため、世界各国から講師を採用しています。
ラーナロットの講師と外国籍のお客様も入れると、私の周りには常に10ヶ国籍くらいの人が職場にいます。その中で英語が母国語の外国人は一握りで、そのほかの外国人はほぼ全員が3ヶ国語以上話せるのが当たり前です。かなりの割合で、母国語+英語+日本語+フランス語(もしくは隣接国の言語)が話せて、5ヶ国語以上出来る人もまぁまぁ普通にいるのです。そんな中にいると、日本語+英語の2ヶ国語が出来るのは最低レベルであり、きっとこれがグローバル社会のスタンダードなんだろうな、と想像しています。
そう言うと、もっと英語を勉強させなきゃ!!と焦る親御さんもいるかもしれませんが、そうではありません。私はアメリカに8年住んでいて現地企業で仕事もしていましたが、それでも最後まで知らない英単語や言い回しはあったし、全ての言語を完璧に操るなんて不可能だし、必要もないと思うのです。
グローバル化の波はどんどん拡大し、英語を話せてすごい!という時代はとうの昔に終わっています。それよりも英語で何を話すのか、何が出来るのか。本当に大切なのは、つたない英語でも自分の言葉で伝えたいと思う気持ちと伝えようとする意欲や熱意、行動力です。英語の知識よりもまず先に、そういった人間力を育てる。それが、私が英語で幼児教育を行っている理由です。
- 2019年6月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月は、去年から参加しているTOMODACHI MetLife Women's Leadership Program会議&卒業式に出席するため東京に行ってきました。TOMODACHIは、東日本大震災の時に日本の復興を支援するために始まったプロジェクトで、TOMODACHI MetLife Women's Leadership Programは世界を舞台に活躍する女性リーダー育成を目的に、日本の女子大学生とキャリア女性をマッチングさせて行うメンターシッププログラムです。
私がラーナロットで提供したいのは、英会話力だけでなく、これからのグローバル社会で必要な生きる力。中でも、リーダーシップスキルとダイバーシティー理解が全く育てられていない日本の子はヤバいよ!!と親子留学に行く度に強く感じていた中、アメリカ大使館のSNS投稿でこのプログラムのことを知り、迷わず応募しました。
- 自分の性格を理解し、強みに焦点をあてる。
- 多様な他者とのコミュニケーションの取り方。
- 自分の人生とキャリアの目標を設定する。そのために今日から何をするのか自分で決める。
- Networkingの大切さ。
- グローバルリーダーとしての視座、在り方。
などを学び、自分自身、多国籍スタッフをまとめるチームのリーダーとして、もっともっと成長しなければならないと感じ、このようなグローバルマインドセットを小中学生にも分かりやすく伝えていく方法を考えてレッスンに取り入れていきたいと思いました。
そして、私とペアを組んでいた大学生が、「日本の教育業界を引っ張る人になる」という頼もしい目標を掲げていたので、いつかグローバル人材育成の仕事に一緒に携わることが出来たらいいな、と新たな夢が出来ました。
- 2019年5月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
ラーナロットの小学生高学年クラスではプロジェクト学習に取り組んでいます。プロジェクト学習は、子どもたち自らが構想・計画を立て、コンピューターを使ったり、専門家に会って話を聞き情報収集をするリサーチを行う活動です。出来上がったレポートはポスターやパワーポイントの作品にし、それを使ってプレゼンテーションをします。プレゼンの様子は動画撮影をして、YouTubeにアップしています(一般非公開)。知識量や暗記力などを問う学習とは異なり、創造力、判断力、決断力、考える力、考えを説明できる力、など、これからの時代に必要な「主体的に生きる力」を育てています。
帯広校では、最終学年である6年生が一年かけて十勝についての調べ学習をし、その集大成となる十勝を紹介する英語のガイドブックが完成しました。子どもたちの取り組みは十勝毎日新聞にも掲載され、取材した企業様からも手紙や贈り物がぞくぞく届きました。普段、勉強を頑張ったって、褒められるのは親や先生くらい。それが、誰もが知っている地元の会社の社長さんが、自分たちの頑張りを認め、感謝してくれた!!と、ものすごい自信と更なる学習へのモチベーションになっています。
十勝を世界へ発信することで、自分たちが生まれ育っているこの地域を誇りに思うこと、また、学んでいる英語を使って地域貢献ができるということを実感してもらいたい。これから小学校でも英語が教科になるけれど、テストのために暗記する英語じゃなくて、自分の考えを発信するための英語を身につけて欲しいという想いで取り組んでいるこのプロジェクト。企業様からのポジティブなフィードバックを受け、社会と繋がる経験も得ることが出来ました。親とか学校とか塾とか関係なく、こんな風に社会全体で子どもたちを育てていけたら素敵だと思いませんか。そうしたら、子どもたちは学びとは学校の中だけで終わるものじゃなくて、学びの先には社会があることを実感し、一生学び続ける人に育つと思います。
- 2019年4月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
新入・進学おめでとうございます。2010年に開校したラーナロットは、この春、なんと10年目に突入しました!
14年前、娘と2人っきりで始めた英語子育てが、自宅のリビングルームを解放して始めた「ママと赤ちゃんのための英語クラブ」に発展し、今は帯広・釧路両校合わせて世界8カ国から講師が集まるインターナショナルなスクールに成長しました。
昨年は帯広校にアフリカ出身の黒人の先生、今年はイスラム教の先生も仲間に加わりました。
世界には色んな人が、色んな常識や文化で暮らしている。
自分たちの常識は世界の常識じゃない。
みんな違って当たり前。
でも、心は同じ。
嬉しい時は笑い、悲しい時は泣く。
英語を使って、世界中の人と一緒に笑い、一緒に慰め合い、わかり合うことができる。こういう価値観を小さい頃から自然に身につけ、自分ごととして世界に興味を持ち、世界中のどんな人とも渡り合っていけるグローバル人材を育てることに力を入れています。
ラーナロットに来れば世界を知れる、感じられる、そんな環境作りも、ラーナロットの理念に共感し、通ってくださっている生徒と保護者の皆さん、そして「国際人を育てる」という同じ目標に向かい子どもたちの未来のために尽力してくれているスタッフのお陰と、ラーナロットに関わってくれた全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
すでに卒業していった生徒さん、退職したスタッフにも、ラーナロットOBであることを誇りに思い、いつまでもラーナロットファミリーだと感じてもらえるような会社にしていけるよう、いっそう頑張っていきたいと思っています。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
- 2019年3月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
最近、アメリカで活躍する日本人のニュースを見てワクワクしています。
一人目は、近藤麻理恵さん、通称こんまりさんです。こんまりさんは、2010年に出版した「人生がときめく片づけの魔法」という本がミリオンセラーになり、その本は世界30カ国以上で翻訳されました。今年1月から、アメリカの動画配信サービスのネットフリックスでTidying Up with Marie Kondoというシリーズ番組が配信され始め、大注目されています。数々の番組にゲスト出演し、著名人たちが“I need to KonMari!”“KonMari-ing my bedroom.”と言うなど、「こんまり」が英語化し、動詞として使われているほどです。
もう一人は、ヒロ・ムライさん。東京出身で、9歳でアメリカに渡り、映像ディレクターとして活躍している方です。先月、アメリカ音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞の授賞式で、ムライさんが手がけた「This is America」という曲のミュージックビデオが最優秀MV部門に輝きました。彼らのような日本から世界へ羽ばたき大成功している日本人の活躍は、娘や生徒たちに、「こんな日本人がいるんだよ!」「君もそうなれるよ!」と話せる素晴らしいお手本になり、とても感謝しています。
二人に共通していることは、「自分が持っている才能で人の心を動かしている」という点です。それでは、どうやったらそこまで才能を開花することが出来るのでしょう。
私は、全ての子どもは生まれもった独自の才能を持っていると信じています。それが、成長する過程で、「そんなことしたらダメ」とか「もっとこうしなさい」とか「無駄だ」と言われ続けてしまうと、自信を失くしてチャレンジしなくなってしまう。才能の芽が開花する前に、自分の意思で行動することをやめてしまうのです。大切なのは、子どもが興味を持っていること、好きなことを否定せず、やりたいことをとことんやれる環境を用意してあげること。それが、子どもの才能を伸ばすために親や周りの大人が出来ることかな、と思っています。
- 2019年2月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先日、"Most Likely to Succeed"の映画上映会を無事終えました。
この映画は、「人工知能(AI)やロボットが生活に浸透していく21世紀の子どもたちにとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマで作られたアメリカのドキュメンタリー映画で、親としても、とても考えさせられるものでした。私の力で日本の教育を変えることはできないけれど、自分の子育てやレッスンで少しでも変えていきたいと思えるヒントが沢山ありました。
映画の中で、先生が生徒に"It's your decision."(君の判断だ)と、生徒に決めさせる場面が印象的で、改めて『子どもを信じて任せる』ことを大切にしていきたいと感じました。
子どもがやっていることを、失敗すると分かっていながら、口出ししないで見守るのはとても難しいことです。大人から子どもへの言葉かけは、失敗しないようにするための「指示語」でいっぱいになりがちです。でも、ただ黙って言われた通りにし、何も自分で考えたり判断することなく過ごした子が、社会に出た途端に「さあ、決めてください」と言われたって、出来るわけがないのです。
TEDトーク「学校は創造性を殺しているのか?」で著名なケン・ロビンソンはこう話していました。
教育はガーデニングに似ている。植物は自分で育つ。花びらに色を塗ったり、根っこをねじ込んだりしなくても、適切な環境さえ作っていれば自分で育つ。今回の上映会では、ラーナロットの卒業生の中学生2人が沢山のお客様を受付でお迎えしたり、時間通りに司会進行したり、自分の感想・意見を織り交ぜながら話をまとめたり、彼らの成長にとても良い機会になりました。
『とにかくやってみる。』出来た!という自信と、やってみて、次はもっとこうしよう!とか自分で気づくことで成長していく。
これからも、子ども自らが、自分自身を成長させていけるような環境やキッカケをどんどん作ってあげたいと思います。
- 2019年1月
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皆さん、あけましておめでとうございます。代表の的場です。
2018年も一年、皆様には大変お世話になりありがとうございました。
子ども達の笑顔と笑い声に包まれて毎日仕事が出来たこと、感謝しております。昨年、ラーナロットでは帯広校と釧路校のカリキュラムの統一化のために、200以上のレッスンプランを見直し、毎月、教材教具の完全完備とレッスン内容の向上に取り組みました。また、11月にアメリカで参加した世界最大の幼児教育の学会では、ラーナロットでやっていることは正しい、ということを改めて実感でき、引き続き、このグローバル人材育成のための教育カリキュラムを提供していく自信となりました。私個人は、経営の仕事に留まらず、英語講師としても、アフタースクール高学年クラスを担当し、「自分からやりたい!知りたい!伝えたい!と思える授業」「子ども自らが学び方を発見し、作っていく授業」「自分のスト―リーを伝えることで相手の心を動かすプレゼン」など、プロジェクト学習を通し、沢山の可能性と才能を秘めた子ども達が成長していく様子を間近で感じる事が出来ました。
私は、質の高い教育を提供していくためには、常に時代の変化・世界の潮流に敏感でなければならないと考えています。なぜなら、教育というのは、過去でも現在でもなく、常に子ども達の10年後、20年後の未来の社会を見据えて行うものだと思うからです。今年も2020年教育改革に先駆けて、常にスピーディーに進化しつづけるラーナロットでありたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。~映画“Most Likely to Succeed”の上映会を行います~
“Most Likely to Succeed”は、「A.I.が進化し、ロボットが家庭に浸透する21世紀に活躍する人材を育てるにはどうすればいいのか?」--2000年に設立され、革新的な教育に取り組んでいるアメリカの学校High Tech High校の生徒に密着し、生徒たちが成長していく様子を追うドキュメンタリー映画です。この学校には、教科書、テストはなく、何をどれだけ教えるかは教師の裁量に任され、生徒は学期末に向けてグループでプロジェクトに取り組みます。上映会後は、映画の感想やアイデアの意見交換会も行います。「新しい時代の教育」「未来の学び」について考えを共有しましょう。ぜひご参加ください!
日 時:1月20日(日)13:00-16:30
場 所:とかちプラザ 306号室
参加費:1500円(高校生以下無料・中学生以上対象)
*詳しくは、FACEBOOKイベントページをご覧ください。
主催:英語を楽しむ学生グループL.E.G.(ラーナロット卒業生)
- 2018年12月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月、NAEYC(全米乳幼児教育協会)のカンファレンスに参加するため、帯広校のJuriマネージャーと一緒にアメリカの首都ワシントンD.C.に行ってきました。世界中から何千人もの教育者があつまり、毎日朝8時から500以上のセミナー・ワークショップが行われる世界最大の幼児教育の学会です。まず、最初に教材会社の展示会に向かったのですが、ラーナロットで使用しているカリキュラム会社「Teaching Strategies社」、絵本出版社「Scholastic社」、教材店「Lakeshores社」の3社が一番大きなブースを出展している、この学会のスポンサーでした。改めて素晴らしい会社と取引していたんだなぁ、と実感しました。
3日間、朝から晩までびっしり様々な講義を受講したのですが、どのテーマもすぐに取り入れられそうなヒントがいっぱいあって、講義後も、Juriマネージャーと「こうしよう!ああしよう!」と毎日議論をし、頭をフル回転させてきました。講義の中には、トラウマを抱えた子への対応や、親が刑務所に入っている子への対応など、日本では考えられないようなものもあり、さすがアメリカ!社会の課題が日本とは違いすぎる!と驚かされました。また、移民の国だけに、dual language learner(バイリンガルの子ども)がどのクラスにもいるという前提でカリキュラムが組まれていて、この国の保育者には、単に保育とか教育とかを超えた高度な理解とスキルが必要なんだなぁ、と感じました。
講義の教室内には、お菓子やご飯を食べながら受講している人たち、席は空いているのに床に座って受講している人たち、「前に出てくれる人?」の呼びかけに手も上げずにどんどん前に出てくる人たち、途中入室・退室は当たり前で、休憩時間は、廊下の床に座り込みする人たちがズラ~っと。まさに「自由の国アメリカ!」でした(笑)自分の好きなラーニングスタイルで学ぶってことを体現している人たちを見て、学び方って一つじゃないし、自分の学び方は自分で決めていい。まわりに気を使うとか、空気を読むとかがない、こんなアメリカの雰囲気っていいなぁ、と感じました。終了後、業者スタッフと参加者が一緒になって踊りながら片づけをする姿を見て、ラーナロットもこんな自由で楽しい雰囲気の輪を広げられる会社でいたいな❤と思いました。ブログには写真入りで旅の様子を掲載していますので、ぜひご覧ください♪
https://ameblo.jp/hibikinoko/ - 2018年11月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
すっかり寒くなりましたが、風邪などひいていませんか?秋は、読書の秋・スポーツの秋・芸術の秋・行楽の秋・食欲の秋など、何にでも取り組み、挑戦するのが適している季節です。学校でも、学習発表会や文化祭が盛んに行われていますので、我が子の成長に感動した方も多いのではないでしょうか。我が家では、先月、中学2年生の娘が、「高円宮杯英語弁論大会北海道予選大会」と、「帯広市中学校英語スピーチ・暗唱コンテスト」の2つの英語の大会に出場し、立派な賞状や盾を頂いてきました。
皆さんは、大学入試で活用される「eポートフォリオ」を知っていますか?eポートフォリオとは、部活や学校外の活動成果など、高校生活の様々な活動の記録をデジタル化して残すことが出来るシステムで、2020年の大学入試から「主体性等」を評価するために活用されることになりました。テストの点数や偏差値だけでなく、今までどういった活動を行ってきたか、そこから何を学んだのかが評価されるのです。「ポートフォリオ」を作ることは、子どもの自信にもつながりますので、我が家では、娘が小さい頃から子どもの活動を記録し、残しておく習慣をつけています。やり方は簡単。スポーツクラブで頂いたメダル、英語検定や資格取得の賞状、課外活動(ボランティア、リーダーシップ)の記録、新聞や雑誌に載った時の記事など、子どもの得意や頑張りの証拠の品々を一つの箱に入れておくだけです。
A.I.がどんどん進化し、仕事が機械化され、I.T.によって国境が無くなったグローバル社会で勝ち残れるのは、自分のオリジナリティ・個性・独自性を発揮して、「個人の価値」で勝負できる人材です。我が子をそのような人材に育てるには、子どもの「好き」と「得意」を認めて伸ばし見守る。子どもの短所には目をつぶり、長所を伸ばす決意をすることです。そうすることで、子どもは自分で自分の好きを見つけられる子に育ち、自らを伸ばしていける主体性ある大人に育つのです。 - 2018年10月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
先月の地震と停電には驚きましたね。まさか、北海道全体から電気が消えるとは思ってもみませんでした。道東は、幸い地震自体の被害は特にありませんでしたが、私たちの生活がいかに電力に頼っているか思い知らされる2日間になりましたね。
ラーナロットでは、”Good Environments Encourage Positive Behavior”(良い環境は積極的な姿勢を育む)の考えの元、スクールの環境整備にはとても力を入れています。日本では、二宮金次郎の例のように、どんな環境でも本人のやる気があれば学べる、という考え方がありますが、アメリカでは、人間は皆、環境に影響される。環境が適切であれば、子ども達は楽しく遊ぶことに夢中になれ、逆に環境設定が悪いと子ども達は混乱し楽しめなくなる、という考えがあるのです。この度の震災を受け、防災・清掃・整理整頓などスクール全体の環境整備を行うBE(Better Environment)チームでは、子ども達が安全に楽しく学べる環境作りの再確認をしました。その様子を、スクールを建設していただいた(株)北のハウスさんの情報誌に取り上げていただきました。エントランスに掲示いたしますので、ぜひご覧ください。
また、今回の停電では、固定電話が使えなく、携帯電話の充電残量を気にしながら一軒一軒休校のご連絡をさせていただきました。現在、Facebookで情報発信をしておりますが、今後、さらに便利に情報伝達するため、LINE@を始めましたので、会員の皆様はぜひご登録ください。なお、災害や大雪時の休校の判断は、市内の小学校に合わせていきたいと思いますので、こちらも合わせてご参考にしてください。ご協力よろしくお願いいたします。 - 2018年9月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
2年前から、働く女性のネットワーク団体「十勝キャリアデザインネットワーク」の仲間と一緒に『小学生のキャリア教育プログラム』を行っています。最初は、メンバーの一人で小学生の子どもを持つ母親が、自身の子どものために、学校では学べない、でも、これからの時代に必要な人間力を育むような講座をやりたい!という想いを持ったことから始まりました。彼女自身は、ファイナンシャルプランナーでお金のプロではあるけれど、教育については素人。そこで、教育を仕事とする他メンバーに相談し、彼女の熱い想いに賛同した仲間たちが立ち上がりました。
自分一人ではできないことも、仲間がいれば実現できることがあります。しかし、やったことの無いこと、上手くいくかどうか分からないことを始めるためには、最初の声を上げたり、旗を立てる一人の勇気があります。皆さんは、「ファーストペンギン」という言葉を聞いたことがありますか?「ファーストペンギン」とは、ペンギンの群れから、最初に海に飛び込む勇気ある1羽のペンギンのこと。リスクを恐れず初めてのことに挑戦する精神の持ち主をアメリカでは敬意をこめて「ファーストペンギン」と呼びます。自主性やチャレンジ精神を重んじるアメリカでは、子どもたちに「人と同じではなく、ファーストペンギンを目指しなさい」という教育を行います。他人が決めた道ではなく、自分の行動や生き方は自分で決める。自分を信じてリスクをとってチャンスをつかむ。つまずいても自分で立ち上がる力をつける。そんな強い心を持った子どもをどんどん増やしていきたいな、と思っています。
- 2018年8月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
夏休み、楽しくお過ごしですか。サマースクール中、私のもとにすごく嬉しいお知らせが届きました。なんと、米国大使館主宰 TOMODACHI Women’s Leadership Program の今年度のメンターに選んで頂きました!!このプログラムは、管理職や起業家の女性が女子大学生のキャリアアドバイスをするメンターシッププログラムで、米国大使館と領事館が主催する研修に参加しながら、参加者の成長と次世代の日本女性リーダーのネットワーク作りを奨励するものです。
こういった社会貢献活動は、一般的に「ボランティア」と呼ばれます。アメリカでは、キリスト教など宗教的な土台もあり、ボランティア活動がとても盛んに行われています。小さな子ども達もチャリティーバザーをからめたイベントなどに積極的に参加したり、企業も社員に対してボランティア活動を奨励したりする風土があります。そんな中、新しいボランティアとして「プロボノ」というものが定着しています。「プロボノ」の語源は「Pro Bono Publico(公共善のために)というラテン語で、社会人が仕事を通じて培った知識やスキル、経験を生かすボランティア活動を意味します。ボランティアとプロボノの最大の違いは「生産性に対する意識」で、大企業の部長がチャリティーバザーのテント張りをやるより、NPOのマーケティング戦略を作る方が生産性が高い。自分のスキルを会社以外でも試す事が出来、スキルアップしながら、自分も社会も変えていく。これが「プロボノ」の考え方です。
私は日本で生まれ育った高校生までは、「勉強=テストのため」だったのが、アメリカの大学で「学びは楽しい」を知りました。
初めての就職先は、アメリカの現地企業で、そこで「仕事は楽しい」を知りました。娘との英語子育てとアメリカでの親子留学で「子育ては楽しい」を知りました。私の学びとキャリアと子育ての原点であり、大好きなアメリカからリーダーシップを学び続けることが出来る機会を与えて頂き、本当に嬉しいです!今までの経験や知識を生かして、若い世代と繋がりながら、自分自身もリーダーとしての役割を自信を持って全う出来る人間へと成長していけるように、意識を高く持ってプロボノ活動に参加していきたいと思います。
- 2018年7月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
サマースクールのパンフレットが配布されました。さっそく、続々と申込みをいただいている様子を見ると、今年も盛り上がりが期待され、とても楽しみです!ありがとうございます!
サマースクールは、毎日通い英語に触れることが出来る点、通常のレッスンよりもさらに体験型である点が特徴です。また、普段と違う先生やクラスメイトと一緒になることで、自分の英語を試したり、他の子が話す英語に刺激を受けたりすることが出来、「英語=コミュニケーションの手段」がリアルに発見でき、英語を習っていることに意味を感じられる素晴らしい機会になります。
さて、今回、中学2年生の娘もサマースクール中に一つイベントを企画しています。娘は、生徒としては卒業していますが、幼児期から小学6年生までラーナロットに通っていました。ずっと外国人のティーチャー達に囲まれて、英語でコミュニケーションを取ることが日常として自然に身に付いていました。英語は娘にとって一番身近で、大好きなものだったのに、中学校に入ってから、友達がどんどん英語嫌いになっているのがショックで残念だと言い始めました。英語は勉強じゃなくて、コミュニケーションの手段のはず。英語って楽しい!ってことを広めていきたい!と、去年は、もう一つの趣味である「歌」と掛け合わせて、【英語のうた教室】を主催しました。今年に入ってからは、外国人ティーチャーのアシスタントとして、週1回、小学1年生のクラス(Afterschool Learning)でボランティアワークをしています。そういった個人でやっていた活動を、もっと広めていきたい!ということで、このたび「英語を楽しむ学生グループ LEG」を立ち上げました。LEGの3文字は、
Learn, Enjoy, Goalを表していて、EにはExperienceも含まれているそうです。そして、LEG(足)を使って、どんどん動いていこう!行動しよう!という意味もあるそうです。
LEGとしてのイベント第一弾【Tシャツリメイク】が8月9日に帯広校で開催されます。ボランティアワークをしているクラスの生徒さんや保護者の皆様には直接お声掛けもさせていただいているようです。ラーナロットの卒業生がイベントに参加する側から、イベントを作り出す側へと成長してくれているのを、とても嬉しく思います。ご興味のある小学生・中学生、ぜひ娘と一緒に活動しませんか。
- 2018年6月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
A.I.時代に生きる子どもたちに一番必要なのは、クリエイティビティだと信じるラーナロットでは、子どもたちが自ら選び取り組む学びを大切にしています。プリスクールやキンダースクールでのワークタイムと呼ばれる遊びの時間(子どもにとって遊びは仕事である)や、アフタースクールでのプロジェクト型学習は、テストのように数字ではっきり優劣がついたりしないので、旧来の日本の教育を受けてきた大人には、どんな能力が身についているのかわかりづらいかもしれません。
ワークタイム中、子どもたちを観察していると、クリエイティビティ(想像力)を使い、自由に楽しみながら遊ぶ過程で、自然に他の子どもたちも加わり、遊びが変化していき、また新しいアイデアが浮かぶ、、、といったプロセスを体験しています。このオモチャはこういう使い方、とか遊びのルールを大人が決めないことで、大人の押し付けではなく、子どもたち自らが積極的に学びに関わり、クリエイティビティを育てています。
アフタースクールのプロジェクト学習では、子どもたちが自分たちの興味関心からプロジェクトを選択しているので、学びに熱意やパッションがあります。取り組みに選択肢を与えて子どもの自主性を重んじることで、どんどん自由な発想や新たな課題が出てきます。課題を自分たちで見つけ、その解決策さえ自分たちで見つけていく。そのようなプロセスの思考は、まさに社会人が仕事をするに必要な力だと思いませんか。与えられた課題をこなしたり、テストの点数が取れるように勉強するだけでは、クリエイティビティはもとより学びに対する熱意やパッションは育ちません。決められたルールに従って、言われた事をこなすだけの能力は、すでにA.I.やロボットに置き換えられ始めています。今後、必要になるのは、新しい仕事や価値を生み出せるクリエイティビティです。
子どもたちには、正解が分からないと前に進めない、失敗を恐れて行動できない指示待ち人間ではなく、生涯にわたって自らクリエイティブに考え学び行動できるような人に育ってほしいと思います。
- 2018年5月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
新年度が始まって1か月が過ぎました。幼稚園入園や小学校入学など、新しい生活にも少しずつ慣れてきていることと思います。新年度は、新しいことに取り組むチャンスです!ご家族で、おうちでの英語の取り組みにチャレンジしてみませんか?
皆さんの取り組みの少しでもお手伝いになれば、との思いで、このたび、2冊目となる小冊子を執筆いたしました。前回1冊目では、なぜラーナロットを始めたのか、私の子育て方針や教育理念について書きました。今回は、具体的にどうやって子育ての中に英語を取り入れてきたのか、私と娘の経験をまとめました。
題して、「親子の絆と英語力が同時に育つ"英語子育て完全マニュアル"」です!・・・・・・・・・・・・・
はじめに
この小冊子は、初めての赤ちゃんを目の前にどう遊んでいいか分からず、暗く孤独な育児をしていた私を救った「カラフルで楽しい英語教材を使った英語あそび」の経験を皆さんに伝えたい、知ってほしいという思いを込めて書きました。娘は、生活の中で自然に英語と日本語を両方覚えていき、小学生で単身留学や英検2級に合格する英語力を身につけました。しかし、それらは英語子育ての副産物にすぎず、一番の収穫は、なんといっても、英語あそびを通して「私自身が子育てを楽しんだこと」そして「親子の絆が深まったこと」です。
・・・・・・・・・・・・・英語子育ての良いところは、まさに上に書いた通り、子どもに英語力がついただけでなく、お母さんである私自身が子育てが楽しい!と感じられたこと、そして、親子の絆が深まったことです。時に辛い・大変と感じていた子育てが、英語あそびに出会ったおかげで、娘と一緒に過ごす時間が楽しいと感じられ、自分自身の人生が楽しく豊かになった、そんな素晴らしい経験をぜひぜひ多くのお母さん、お父さんにもしてもらいたい!と思っています。
読んだだけでは伝えきれない部分もありますので、今後、このマニュアルを使った「英語子育てクラス」を開催し、具体的なノウハウやご相談にお答えしていきますので、ご期待ください!皆さんの世界が広がり、生活が楽しく豊かになることをお約束します♪
- 2018年4月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
春休みはいかがお過ごしですか。今年も、アフタースクールラーニングに通う6年生がカナダホームステイの旅に旅立ちました。昨年は、私とRina先生が引率者として同行したのですが、今年は帯広校マネージャーのJuri先生が引率者です。普段、スクールBlog、Facebook、Instagramまで、スクールのSNS全般を担当しているJuri先生。今回、ホームステイ参加者の子どもたち、保護者、カナダ現地のコーディネイター、そして私たちスクールスタッフを含めたフェイスブックグループを作り、カナダステイ中の報告・連絡ツールとして活用してくれました。帯広空港のゲートを出たところから、羽田着、成田出発、国際線の飛行機の中…、写真や動画をバンバン投稿してくれて、子どもたちがやっている事や楽しんでいる様子がリアルタイムで見ることが出来ました。特に、動画は、一緒にその場にいるような臨場感があり、見ていてとてもワクワクしました。報告を見た保護者の皆さんも、コメントを入れることで、繋がっている感覚があり、皆でこの旅を共有している感じがしました。私が、留学していた頃は、インターネットはなく、1週間かかって届くエアメールをせっせと書いていたので、本当にテクノロジーの進化はすごいな、と感じました。
そして、何よりも驚いたのが、カナダに到着後、ホームステイをしている生徒さん自らが、毎日、写真とともに日記をアップしてくれたことです。初日は緊張した表情の写真だったのが、2日目、3日目と、どんどん表情が豊かになり、どんどん気づいたことや感じたこと、どれくらい英語が分かるようになってきたかなど、客観的に言語化して伝える、そんな成長の過程をとても楽しく見させていただきました。
デジタルネイティブの子どもたちがスマホを当たり前に使いこなしている様子を見て、テクノロジーは確実に私たちの生活やコミュニケーション方法、そしてつながり方を変えている、と強く感じました。外国は、もはや特別ではなく、簡単につながれる、隣の場所でしかない。それをもっともっと多くの子どもたちが肌で感じ、世界へ羽ばたく子がどんどん増えていくといいな、と思います。 - 2018年3月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
年度終わりのこの時期は子ども関係の用事や行事が多くお忙しい毎日をお過ごしと思います。私も、娘が中学生になったと言え、子どもの送り迎えや毎日の家事に忙しい毎日を過ごしています。
主婦の私たちなら誰もが無意識にやっている家事仕事ですが、よく考えると家事には、「考える家事」と「行動する家事」があります。目に見えるのは「行動する家事」ですけれど、実は「考える家事」をしないと行動には移せないのです。晩ご飯を作る、という家事一つとっても、作り始める前に、
- 昨日、一昨日のメニューを思い出し、バランスを考える
- 冷蔵庫の中にある早く消費した方がいい食材を把握する
- スーパーのチラシに載っていた特売品を思い出す
- 季節の旬は何かを考える
- 家族の好き嫌いを考える
それらの要素、全てを加味して献立を考えているのです。
手を動かせば進む「行動する家事」とは違って、「考える家事」には予測や判断という要素が入るので、とても脳に負担やストレスがかかります。ですよね!お母さん!そこで、子どもを通わせたいスクールが無いなら自分で作っちゃおう!という発想でラーナロットを作った私は、今回も、自分の家事の負担を減らすべく、「考える家事」をやめる方法はないか考えてみました。考える部分だけ誰かにやってもらいたい!献立作りや食材の買い物、下準備は得意な人にお願いして、最終味付けだけを家族好みに私がやればいい!
そんな想いをダスキンオビヒロさんに熱くプレゼンをし、
このたび主婦を助ける「晩ごはんお助けサービス」がリリースされました!(ぜひチラシをご覧ください)私は、家事を考えるのは好きじゃないけれど、仕組みやプランを考えるのは好き。好きなことや得意なことで社会に貢献することが許されれば、もっともっと社会で輝ける女性が増えて、みんながハッピーになると思うのです。そんな世の中にしたい。そんなことを日々考えながら過ごしています。
- 2018年2月
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皆さん、こんにちは。代表の的場です。
冬休みはいかがお過ごしでしたか?
ラーナロットでは、夏休みは連日サマースクールの開催のため、大変忙しく過ごすのですが、冬休みは例年ゆっくり2週間ほどお休みをいただいています。欧米では、12月25日のクリスマスの日は、日本でいうお正月やお盆のように家族が集まる大事な祝日であり、年明けまで家族とゆっくりクリスマス休暇を過ごすのが一般的です。私は、娘が「ヤングアメリカンズ」の3日間のワークショップに参加するため東京に行ってきました。ヤングアメリカンズは、アメリカの非営利団体で、選ばれた17歳から25歳のメンバーが世界の子どもたちに、歌と踊りのワークショップを通して音楽の教育を行うプログラムで、小学1年生から参加が出来ます。今回、娘は4回目の参加。私が、わざわざお金と時間を使って東京まで行き、こういったプログラムに参加するのは、英語力の向上のためでもダンス力の向上のためでもなく、いつも自分が生活している北海道の片田舎の狭~い世界を飛び出して、色んな大人や同世代の子と実際に接したり話を聞いたりするのをすごく大切だと思っているからです。指導してくれる外国の若者たちはもちろんのこと、東京の同世代の子達には、インターナショナルスクールに通う子もいました。
自分が知っている世界が全てじゃない。
世の中には、色んな人がいて、色んな世界がある。
自分の想像を超えた人と出会ったり、知らなかった世界に一歩でも足を踏み入れる体験が出来たら、その分だけ自分の視野と可能性が広がっていく。
こんな事を肌で実感し、自分を成長させてもらえたらいいなぁ、と親として思っています。インターナショナルスクールに通う子たちの英語力に触発されたのか、帰り道、「もっと英語をしゃべりたい!」とホテルまでの帰り道、私にずっと英語で話してくる娘を見て、やはり、親の役目とは、「やらせる」ことではなく、「環境を用意して見守る」ことなのだな、と感じた夜でした。